〜年金に上乗せして毎月の生活費をサポートする
「年金生活者支援給付金制度」について〜年金に“上乗せ”の
お金(給付金)とは
更新日:2026.09.01


この記事は、65歳から「老齢基礎年金」を受け取っている方へのお話です。 障害基礎年金・遺族基礎年金を受け取っている方は、それぞれのページでくわしくご案内しています。
相談者
年金が思ったより少ないなあ…。
実は、年金に「上乗せ」してもらえるお金があるんです。
案内役
相談者
上乗せ?わたしも、もらえるの?
年金が少なくて、住民税を払っていないおうちの方なら、
もらえるかもしれません。
案内役
相談者
じゃあ、まず何を確かめればいいの?
この後、当てはまるか・どうやって申し込むかを
順番に見ていきましょう。
案内役
年金が少なく、住民税を払っていない世帯の方には、年金に上乗せして受け取れる「年金生活者支援給付金」があります。一度きりの給付金ではなく、条件に当てはまる間はずっと、2か月に1回、年金と同じ口座に上乗せされる公的なお金です。受け取るには、届いたハガキを書いて出すだけ。
このページでは、自分が当てはまるか、いくら受け取れるか、どうやって申し込むかを、やさしく順番にご説明します。
目次
「一度きりの給付金」とは違います
お金の話というと、ニュースで見る「〇万円給付」のような、一度きりの臨時のお金を思いうかべるかもしれません。でも、ここでお話しするのはそれとは別のものです。年金に毎回上乗せされて、条件に当てはまっている間はずっと続く、公的な給付金です。一度きりの臨時給付と混同されやすいのですが、性格はまったく違います。
下の表で、回数・期間・もらい方を見くらべてみてください。
| 一度きりの給付金(例:〇万円給付) | 年金生活者支援給付金 | |
|---|---|---|
| 回数 | 1回だけ | 2か月に1回(偶数月) |
| 期間 | そのとき限り | 条件に当てはまる間はずっと |
| もらい方 | その都度の手続きが必要 | 年金と同じ口座に自動で上乗せ |
- ニュースで見るような「〇万円給付」など、1回だけのお金とはべつのもの
- これは年金に上乗せして、2か月に1回振り込まれて、条件に当てはまる間はずっと続くお金
相談者
ニュースの「〇万円給付」とは違うの?
はい、別ものです。1回きりじゃなくて、年金に上乗せして、
条件に当てはまる間はずっと続くお金ですよ。
案内役
あなたは当てはまる? かんたんな3つの質問


自分がもらえるかどうかは、3つの質問でかんたんに確かめられます。むずかしそうに見えても、ひとつずつ順番に見ていけば大丈夫です。ここでは、その3つの質問を、ひとつずつやさしく説明していきます。当てはまる数が多いほど、対象になる可能性が高くなります。
① 65歳以上で、年金をもらっている
1つめは、年齢と年金です。65歳以上で、国の年金(老齢基礎年金)を受け取っているかどうかを確かめます。会社にお勤めだった方の厚生年金などをあわせて受け取っている場合でも、土台となる老齢基礎年金を受け取っていれば、この質問は当てはまります。まずは、ご自分が65歳以上で年金を受け取っているか、思い出してみてください。
- 65歳以上で、国の年金(老齢基礎年金)をもらっている人が当てはまる
② 家族みんなが、住民税を払っていない


2つめは、住民税です。いっしょに住んでいる同じ世帯の家族みんなが、住民税を払っていないおうちが当てはまります。ご本人だけでなく、同じ世帯の家族全員がそろって払っていないことが条件です。たとえば同居で同じ世帯のお子さんが住民税を払っている場合は、当てはまりません。少しわかりにくいところなので、上の図でも確認してください。
- いっしょに住んでいる同じ世帯の家族みんなが、住民税を払っていないこと(これを「住民税非課税世帯」といいます)
- 家族の中に1人でも住民税を払っている人がいると、当てはまりません
③ 年金などの収入が、あまり多くない


23つめは、収入です。去年1年間の年金などの収入が、決められた金額(約93万円)より少ないことが目安になります。正確な基準額は、生まれた年などによって少し変わるため、自分がぴったり当てはまるかどうかは、あとで紹介する方法で確かめられます。ここでは「だいたいの目安」としてとらえてください。3つすべてに当てはまりそうなら、次に進みましょう。
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去年の年金などのお金が、決められた金額(約93万円)より少ないこと
老齢基礎年金をもらっている方はこちら - 3つぜんぶに当てはまりそうなら、次へ
相談者
65歳以上で、家族みんなが住民税を払っていなくて、
収入が多くなければいいの?
そのとおりです。
3つに当てはまりそうなら、もらえるかもしれません。
案内役
それ、「年金生活者支援給付金」かもしれません


3つの質問に当てはまりそうなら、受け取れるお金の名前は「年金生活者支援給付金」かもしれません。聞きなれない名前かもしれませんが、むずかしいものではありません。ここでは、それがどんなお金で、いくら受け取れて、いつ振り込まれるのかを、順番にお話しします。
どんな給付金? いくらもらえる?
これは、年金が少なくなっている方のくらしを支援するための「給付金」です。年金に上乗せして受け取れるお金で、税金のように引かれるものではなく、受け取る側のお金です。老齢の方は、基準額を月5,620円(令和8年度)として、年金を納めた月数に応じて受け取れる金額が決まります。
- 老齢の方なら、月5,620円(令和8年度)を基準に、年金を納めた月数で計算します
- 1回きりじゃなく、条件に当てはまっている間は、ずっともらえます
いつ・どうやって振り込まれる?
受け取り方は、いつもの年金とまったく同じです。新しく口座をつくったり、特別な手続きをしたりする必要はありません。今、年金が振り込まれている口座に、2か月に1回、年金といっしょに振り込まれます。だから、受け取りそびれる心配もほとんどありません。
- 年金と同じ口座に、2か月に1回(2・4・6・8・10・12月)の15日、2か月分まとめて振り込まれる
相談者
年金に上乗せされるんだね。
はい。2か月に1回、年金と同じ口座に振り込まれます。
条件に当てはまっている間、ずっと続きます。
案内役
相談者
1回きりじゃないんだ。
そうなんです。
案内役
もらうには、届いたハガキを出すだけ


「手続きがむずかしそう」と思うかもしれませんが、やることはとてもかんたんです。届いたハガキに必要なことを書いて、ポストに出すだけ。お役所に行ったり、たくさんの書類をそろえたりする必要はありません。順番に見ていきましょう。
手続きの流れ(3ステップ)
手続きは、大きく3つのステップで終わります。
①ハガキが届く、②必要なところを書く、③ポストに出す。これだけです。
一度出してしまえば、条件を満たしている限り、次の年からは自動で続きます。毎年あらためて手続きをする必要はないので、最初の一回だけがんばれば大丈夫です。
-
① 当てはまりそうな人には、日本年金機構からハガキが届く
② 必要なところを書く
③ 切手を貼ってポストに出す
一度出せば、条件を満たす限り、次の年からはそのまま。毎年の手続きはいりません
「年金の詐欺かも?」と不安なとき(本物との見分け方)
「このハガキ、本物かな? 詐欺じゃないの?」と不安になる方もいます。このハガキは、日本年金機構から届く本物のお知らせです。ただ、最近は年金や給付金をかたって、お金を振り込ませようとする電話や、あやしいメールも出回っています。本物のお知らせが、ハガキでお金の振り込みを求めることはありません。少しでもおかしいと感じたら、その場で対応せず、まず確かめましょう。
- 当てはまりそうなのにハガキが来ない、本物か不安、自分が当てはまるかわからないときは、専用ダイヤル(0570-05-4092)か年金事務所で確かめられる
相談者
手続きは、ハガキを出すだけでいいの?
はい。届いたハガキに書いて、
切手を貼ってポストに出すだけです。
案内役
相談者
そのハガキ、本物? 詐欺じゃない?
これは日本年金機構から届く本物です。
でも、お金を振り込ませる電話や
あやしいメールには気をつけてくださいね。
不安なときは、専用ダイヤルで確かめられます。
案内役
親の年金が少ない方へ


この記事は、ご本人だけでなく、ご家族にも役立ちます。離れて暮らす親御さんの年金が気になる方は、帰省のときや電話などで、親御さんと一緒に当てはまるかを確認したり、手続きを手伝ったりできます。年配の方にとっては、家族のひと声があるだけで、ぐっと取りかかりやすくなるものです。
親御さんと一緒に確認するには
親御さんが当てはまるかどうかは、上の「3つの質問」を一緒に見れば確かめられます。ハガキは親御さんご本人あてに届くので、記入を手伝ったり、一緒にポストに出したりするだけでも、大きな助けになります。「手続きが面倒で、つい後回し」という方も、家族が隣にいれば最後までやりきれます。
- 親御さんが当てはまるかは、上の「3つの質問」を一緒に確認できる
- ハガキは親御さんご本人あてに届くので、記入を手伝う・一緒に出す、といった手助けが役に立つ
相談者
離れて暮らす親と、一緒に確認できるの?
はい。帰省のときや電話で、
上の3つの質問を一緒に確認できます。
案内役
相談者
ハガキは誰に届くの?
親御さんご本人あてに届きます。
記入を手伝ってあげると、スムーズですよ。
案内役
よくある質問


ここでは、よく聞かれる質問にまとめてお答えします。障害年金や遺族年金を受け取っている場合、働いている場合、今年の最新の金額のことなど、気になる点を確かめてください。
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Q.障害年金・遺族年金をもらっている場合は?
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A.老齢の年金だけでなく、障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取っている方にも、それぞれ上乗せのお金があります。このページは老齢基礎年金の方向けの説明ですが、障害・遺族の方は、それぞれ専用のページでくわしくご案内しています。下のリンクから、ご自分に合うページをご覧ください。
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Q.働いていても、もらえますか?
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A.働いていても、収入が決められた金額より少なければ仕事をしていても、もらえることがあります。収入の条件を満たしているかどうかが、受け取れるかどうかの目安になります。
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Q.今年(令和8年度)の最新の話は?
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A.もらえる金額は、ものの値段(物価)に合わせて、毎年すこしずつ変わります。最新の金額や条件は、このページでそのつど新しくしてお知らせします。「去年と金額が違う」と気づいたときも、あわてず、このページで最新の情報を確かめてください。
まとめ
請求のお問い合わせは、お電話またはお近くの年金事務所へ。
日本年金機構
給付金専用
ダイヤル
0570-05-4092
03-5539-2216(050から始まる電話でおかけになる場合)
さいごに、大事なことをまとめます。年金が少なくて、住民税を払っていないおうちなら、年金に上乗せして受け取れるお金があるかもしれません。受け取るには、自分で手続きをする必要がありますが、むずかしいことはありません。まずは「3つの質問」で、当てはまるかどうかを確かめることから始めましょう。
- 年金が少なくて、住民税を払っていない家族なら、年金に上乗せでもらえるお金があるかもしれない
- 自分で手続きしないともらえないので、まずは「3つの質問」で確かめて
相談者
まずは、何をすればいいの?
3つの質問で当てはまるか確かめてみましょう。
もらえる人には毎年9月頭にハガキが届くので、出す。
それだけです。
案内役
相談者
わかった。さっそく確かめてみる。


