鳥取県北栄町

自治体概要

人口:14,731人 面積:56.94㎢(※人口一人あたり面積:0.39㎢)
小学校数:2 中学校数:2(令和3年1月1日時点)

庁内連携の強化

北栄町では、令和3年度重層的支援体制整備事業の開始にむけて、令和2年8月、関係課による庁内PTを立ち上げました。高齢、障がい、子ども、生活困窮、生涯学習の分野の担当課長、担当者で、今後の地域共生社会にむけた本町の取組みや事業連携等について協議を重ねています。
その会議では、住民の福祉的な困りごとの解決につながるよう、「住民目線」を忘れないよう取り組みをすすめていくことを再確認し合いました。
相談支援においては、町のどの窓口からも福祉的な困り感のある方が相談につながるよう、庁内の全部署を対象とした庁内連携のしくみを再構築することになりました。支援の必要な人が早期に必要な機関(者)につながるよう庁内の横のつながりを強化していきたいと考えています。
また、参加支援事業や地域づくりの事業では、現在実施している、自治会単位の取り組み、小学校区での取り組み、町全体の取り組みをつなげ、全体で重なりあった大きな輪になっていくよう、従来から分野ごとで実施している事業や既存の受け皿と手を結びながら、新たな展開を模索していくこととしています。

住民の皆さんと一緒に

地域の課題解決にむけて、住民の皆さんとワークショップの場を利用したり、「よっしゃやらあ会(協議体)」や「支え愛連絡会」で話し合いながら、つどいの場づくりや移動支援の仕組みづくり(共助交通)など助け合い活動の推進に取り組んでいます。
北栄町地域福祉推進計画のキックオフとして開催した地域福祉推進フォーラムでは、住民の皆さん、社会福祉協議会、町が一緒になって手作りの寸劇・座談会などを行いました。

「支え愛連絡会」
「施設の空き車両を活用した共助交通の検討」
「地域福祉推進フォーラム」
「住民の皆さんの寸劇」

課題についての対応

北栄町では、町直営で設置している相談支援機関も多くありますが、住民にとってどこに相談してよいか分からない場合や、既存の機関だけでは対応できない課題を抱えている場合もあり、早期に必要な対応につながる体制が課題となっていました。複合化した課題を整理し、解決につながる支援を実施していくために、相談支援担当者のスキルアップや事例のひもときも重要であると考え、福祉施策アドバイザーを設置し、常時アドバイスが得られる環境を整備し、個別支援への対応に取り組んでいます。