避けたいこと
悩みでいっぱいいっぱいになっている自分、こころがダウン気味な自分について話すことは、とても勇気がいることです。ですから、「話してくれてありがとう」ということを伝えたいものです。逆に、次のようなことは避けましょう。
避けたいポイント
聞くときの態度
- 何かをしながら話を聞く。
- 視線を合わせない。
- 腕組みをする。
- 先入観をもって聞く、聞く前から結論を決め込む。
感情的になる
- 動揺して大きな声を出す。
- 怒るなど、感情的に応答する。
- 哀れんだり、同情しすぎる。
尊重しない、否定する
- 無理に話をさせる。
- 子どもの言うことを軽視したり、否定する。「そんなはずはない」「違う」
- 小言を言う、叱る、説教する。
- 話しを遮って、自分の意見や気持ちを言う。
- 自分の価値基準で判断する。「何を言っているんだ、とんでもない!」
- 原因を追及する。「いったいどうしてなんだ? なぜなんだ?」
こころに不調を感じるとき、子ども自身も不安に感じているはずです。そうでなくても、自意識に芽生えて敏感になっている多感な時期。「最近、どこか様子が違う」などと指摘されたら、ますますこころを閉ざして「そんなことない」と意地を張ってしまうかもしれません。
変化や問題を指摘することよりも、一緒に考えようという姿勢が大切です。