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平成14年12月11日

平成13年 国民栄養調査結果の概要について

 栄養素等摂取量については、平成13年調査より、五訂日本食品標準成分表(平成12年11月、科学技術庁(当時)公表)におけるビタミン・ミネラルに拡大し、算出した。また、食生活状況調査については、錠剤、カプセル、顆粒、ドリンク状のビタミンやミネラル(以下、「ビタミン・ミネラル」)について、その利用状況を調査した。さらに、「健康日本21」の目標に掲げている、「適正飲酒に関する知識」について調査した。

<栄養素等摂取量について>
(1) 栄養素等摂取量の調査項目をエネルギー及び25栄養素に拡大。
 国民1人1日当たりの栄養素等摂取量をみると、脂質エネルギー比は、20-49歳で成人の適正比率の上限25%を上回っていた。カルシウム及び鉄摂取量をみると、所要量を下回っていた。新規公表栄養素をみると、おおむね所要量を上回っていたが、銅及びビタミンB6摂取量で下回っていた(表1)。

<欠食習慣について>
(2) ふだん欠食習慣がある者は、20-29歳が最も多く男性で46.3%、女性で34.7%。
 ふだん「ほとんど毎日欠食」又は「週2〜5日欠食」と回答した者は、男女とも20-29歳が最も多く、男性で46.3%、女性で34.7%(図1,2)。

<ビタミン・ミネラルの利用状況について>
(3)ビタミン・ミネラルをのんでいる者は、男性で17.0%、女性で23.6%。
 ビタミン・ミネラルを「1種類のんでいる」又は「2種類のんでいる」者は、男性で17.0%、女性で23.6%。のむ者について、「ほぼ毎日」のんでいる者は男女とも6割以上(図4、5)。

(4)「食事から必要な栄養素をとれていない」と自己評価している者で、ビタミン・ミネラルをのんでいる者は、男性で20.3%、女性で29.7%。
 「食事から必要な栄養素をとれていない」と自己評価している者は、「十分とれている」又は「大体とれている」と評価している者に比べ、ビタミン・ミネラルをのんでいる者が多く、男性で20.3%、女性で29.7%(図7)。

(5)「不足している栄養成分の補給」を目的にビタミン・ミネラルをのんでいる者のうち、ふだん欠食習慣がある者は、男性で26.5%、女性で20.2%
 「不足している栄養成分の補給」を目的にビタミン・ミネラルをのんでいる者のうち、ふだん欠食習慣がある者は、男性で26.5%、女性で20.2%(図9)。

<節度ある適度な飲酒に関する知識について>
(6)「節度ある適度な飲酒の量」について、「清酒1合」までと回答した者は20歳以上では男女とも約5割。
 一般的に「節度ある適度な飲酒の量」とは1日どれくらいだと思うかについて、「清酒0.5合」又は「清酒1合」と回答した者は、男女とも約6割。未成年者では約3割であり、「わからない」と回答した者が最も多く約6割(図15)。


国民栄養調査結果の概要

第1部 栄養素等摂取状況について

第2部 食生活状況について

第3部 肥満、喫煙・飲酒・運動習慣の状況について


照会先  健康局総務課生活習慣病対策室
 担当:古畑(内線)2343、清野、荒井2345
 代表電話:03-5253-1111


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