1.ビタミン・ミネラルの使用状況
錠剤、カプセル、顆粒、ドリンク状のビタミンやミネラルをのんでいる者は、男性で17.0%、女性で23.6%。 |
錠剤、カプセル、顆粒、ドリンク状のビタミンやミネラル(以下、「ビタミン・ミネラル」という。)を「1種類のんでいる」又は「2種類以上のんでいる」と回答した者の割合は、男性で17.0%、女性で23.6%。
いずれの年齢階級においても、女性は男性に比べてビタミン・ミネラルをのんでいる者の割合が多かった。
ビタミン・ミネラルを「ほぼ毎日」のんでいる者は、男性65.3%、女性67.4%。 |
ふだんビタミン・ミネラルをのむ者について、その頻度をみると、「ほぼ毎日」と回答した者の割合は、男性65.3%、女性67.4%であり、男女ともにいずれの年齢階級でも「ほぼ毎日」と回答した者が最も多かった。
また、男性の20-29歳で最も低く、47.2%であった。
ビタミン・ミネラルを「2年以上前から」のんでいる者の割合は、男性で53.3%、女性で45.7%。 |
ビタミン・ミネラルをのんでいる期間について、「2年以上前から」のんでいる者は、男性で53.3%、女性で45.7%であり、いずれの年齢階級においても男性の方が女性に比べ多かった。
また、20-29歳では「半年未満」と回答した者が最も多く、男性で45.3%、女性で39.7%であった。
「食事から必要な栄養素をとれていない」と自己評価している者で、ビタミン・ミネラルをのんでいる者は、男性で20.3%、女性で29.7%。 |
「食事から必要な栄養素をとれていない」と自己評価している者は、「十分とれている」又は「大体とれている」と評価している者に比べ、ビタミン・ミネラルをのんでいる者が多く、男性で20.3%、女性で29.7%であった。
また、食事からの必要な栄養素摂取の自己評価別に欠食習慣の状況をみると、「食事から必要な栄養素をとれていない」と自己評価している者は、「十分とれている」又は「大体とれている」と評価している者に比べ、ふだん欠食をしている者が多く、男性で52.6%、女性で39.0%であった。
「不足している栄養成分の補給」を目的にビタミン・ミネラルをのんでいる者のうち、ふだん欠食習慣がある者は、男性で26.5%、女性で20.2%。 |
ビタミン・ミネラルをのむ理由として、「不足している栄養成分の補給」と回答した者のうち、ふだん欠食をする習慣がある者は、男性で26.5%、女性で20.2%であった。
また、これらの者について、野菜類の摂取量をみると、欠食習慣がある者は、欠食習慣がない者に比べてその摂取量は少なかった。
図10 「不足している栄養成分の補給」を目的としてビタミン・ミネラルを
のむ者の欠食状況別野菜類摂取量
(参考)ビタミン・ミネラルをのむ理由(複数回答) |
ビタミン・ミネラルからとることを目的としている栄養素は、 男性は、ビタミンB1(35.0%)、ビタミンB2(29.8%)、ビタミンC(29.5%) 女性は、ビタミンC(36.6%)、ビタミンE(32.9%)、ビタミンB1(29.6%) |
ビタミン・ミネラルをのんでいる者に、とることを目的としている栄養素についてたずねたところ、男性は「ビタミンB1」と回答した者が35.0%、女性は「ビタミンC」と回答した者が36.6%と最も多かった。
年齢階級別にみると、15-49歳では男女とも「ビタミンC」が最も多く、50歳以上の男性では「ビタミンB1」が最も多かった。一方、女性では50-69歳では「ビタミンE」が、70歳以上では「カルシウム」が最も多かった。
(参考) ビタミン・ミネラルからとることを目的としている栄養素の選択肢 ビタミンA、ベータカロチン、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、ビタミンC、カルシウム、鉄、リン、マグネシウム、カリウム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、モリブデン、その他、特になし |
ビタミン・ミネラルのパッケージに表示されている説明書きを「読んだことがある」と回答した者は、男性で73.0%、女性で83.7%。 |
ビタミン・ミネラルのパッケージに表示されている説明書き(使用量、栄養成分など)を「読んだことがある」と回答した者は、男性で73.0%、女性で83.7%であった。
「読んだことがない」と回答した者は、30-39歳の男性で最も多く33.0%であった。
20-69歳では、女性の方が男性に比べ、説明書きを「読んだことがある」者が多かった。
説明書きを「よく理解できた」又は「だいたい理解できた」者は、男性で95.3%、女性で96.3%。 |
説明書きを「読んだことのある」者のうち、「よく理解できた」又は「だいたい理解できた」者は、男性で95.3%、女性で96.3%であった。
ビタミン・ミネラルの主な入手先は、「薬局・薬店・ドラックストア」が最も多く、男性で54.9%、女性で46.1%。 |
ビタミン・ミネラルの主な入手先は、男女とも「薬局・薬店・ドラックストア」と回答した者が最も多く、男性で54.9%、女性で46.1%であった。50歳以上では、「医師の処方」により入手している者も多く、20歳代男性では、「スーパー・コンビニ」が21.6%と多かった。