幼児教育を行う施設として

  • ◎保育所保育指針では、保育所保育の教育的な側面について、同じ幼児教育を行う施設として、幼稚園や認定こども園と目標や考え方を共有しています。

幼児教育の目標や考え方

保育を通じて育みたい資質・能力

知識及び技能の基礎

豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする

思考力、判断力、表現力等の基礎

気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする

学びに向かう力、人間性等

心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする

保育所においては、生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、保育の目標を踏まえ、上記の資質・能力を一体的に育むよう努めている


3つの視点(0歳児)

健やかに伸び伸びと育つ

身近な人と気持ちが通じ合う

身近なものと関わり感性が育つ

5つの領域(1~5歳児)

健康

人間関係

環境

言葉

表現

保育を通じて育みたい資質・能力をこどもの生活する姿から捉えた「ねらい」と、その「ねらい」を達成するためにこどもが環境に関わって経験する「内容」が、こどもの発達に即して「3つの視点」と「5つの領域」で示されている


幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

健康な心と体

自立心

協同性

道徳性・規範意識の芽生え

社会生活との関わり

思考力の芽生え

自然との関わり・
生命尊重

数量や図形、
標識や文字
などへの
関心・感覚

言葉による伝え合い

豊かな感性と表現

小学校入学が近づいてくる時期に見られるようになる子どもの姿としての「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を幼児教育関係者や小学校教育関係者の間で共有し、それぞれの園の実情に応じて創意工夫を図っている


小学校へ

幼児教育で大切にしていること

  • ◎いろいろな感覚や心身全体を働かせて実際に体験することが、乳幼児期の育ちにはとても大切です。
  • ◎こどもたちは、生活や遊びを通じて、周囲の人々やもの、自然と関わりながら、多くのことを学んでいきます。
  • ◎こどもたちが興味や関心を膨らませ、意欲をもって自らいろいろなことに挑戦したり集中して取り組んだりすることができるよう、保育所では環境を通して行う保育を基本としています。
  • ◎保育士は、保育所の保育が小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し、適切な援助や環境の構成を行います。