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No.001 鹿島建設 株式会社
「自分の生活を大事にできない人は、仕事もできない」。そう語る社長の中村氏は営業マン時代、仕事が生活そのものだった。しかし「仕事人間だったけれど、仕事に振り回されてはいなかった」と夫人。夜帰宅すると必ず1時間は夫人と会話したし、家庭のこと、子供のことも充分に把握していたという。オンとオフをきちんと切り替え、仕事でも生活でも濃密な時間を過ごす。中村氏流の“調和”は、入社した年に結婚し、翌年には父親となった氏にとって必然だったのかもしれない。
自然環境や工期等の影響を受けやすい建設業では「仕事と生活の調和」が難しそうだが、鹿島は多様な施策を揃えている。その一つが、現場異動時休暇制度。休日を完全取得できなかった社員に、現場を異動するタイミングで休暇を取ってもらうユニークな試みで、気分転換になると評判も上々だ。しかし、対象者全員が取得できているわけではない。問題は“調和”に対する社員の意識にある。仲間や上司への遠慮が先立ってしまう。
今回参画企業になり、社長が先頭に立って旗を振ることは、休暇申請しやすい雰囲気をつくる“チャンス”だと中村氏。「仕事のスランプから気持ちを切り替えるため、子供と○○するため、体を休めるため等、何でもいい。明確な目的を持って休んでほしい。仕事も生活も本気で取り組まないと、どちらにも満足を得られなくなる」。そこには社員と本気で向き合う社長の姿がある。
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