生涯にわたり個人の自立を支援する厚生労働行政
厚生労働省
目次
第1部 生涯にわたり個人の自立を支援する厚生労働行政
第1章 個人をとりまく社会経済情勢の変化
第2部 主な厚生労働行政の動き
第1章 安心・信頼してかかれる医療の確保
我が国の保健医療水準は世界でも最高水準にあるものの、近年、医療をとりまく環境の変化により、医療の質の向上、医療提供体制の効率化、医療保険の財政安定化のための改革など、医療政策を総合的に実施していくことが求められていることなどを紹介する。
第2章 健やかで安全な生活の確保
生活習慣病の予防と健康づくりを重視した健康づくり21の取組みや、国民が安心して生活を送れるよう、難病対策、インフルエンザや結核等の感染症対策、医薬品や食品の安全性を確保する取組みなどについて紹介する。
第3章 労働者が安心して快適に働くことができる環境整備
労働者をとりまく環境が厳しさを増す中、労働条件の確保・改善、労働災害の防止、労働者の健康確保等の取組みについて紹介する。また、勤労者が自らの主体性を軸に据えて、職場、家族、地域における生活が生涯を通じて、それぞれ充実し、かつ相互にバランスを保った、ゆとり、安心、活力ある生活を実現することの必要性などについて紹介する。
第4章 労働者の職業の安定
厳しい雇用情勢に的確に対応していくため、職業紹介機能の強化や職業能力開発の促進、雇用機会の創出などの各種雇用対策を充実していくための施策などを紹介する。
第5章 労働者の職業能力の開発・向上と能力発揮の環境整備
近年の技術革新の進展、産業構造の変化、労働者の就業意識の多様化等にともなう労働移動の増加、職業能力のミスマッチの拡大等に的確に対応し、雇用のミスマッチを解消する必要性と、今後、職業生活設計に即した自発的な職業能力開発(キャリア形成)の各施策などについて紹介する。
第6章 男女がともに能力を発揮し、安心して子どもを産み育てることができる社会づくりの推進
雇用の分野における男女の均等な機会と待遇の確保や仕事と育児・介護の両立支援の対策について紹介する。また、少子化社会の到来に際し、新エンゼルプランの取組み、保育所入所待機児童の解消等の保育施策、児童虐待の対応について紹介する。
第7章 障害者の自立・社会参加と地域福祉の推進
障害者が障害のない人と同等に生活し、活動する社会を目指すいわゆる「ノーマライゼーション」の理念のものに、障害者プランを進めていくことの必要性や障害者雇用の取組みなどについて紹介する。
第8章 高齢者が生きがいを持ち安心して暮らせる社会づくりの推進
多くの高齢者が経済社会の担い手として活躍していくことが重要であり、将来的には、意欲と能力がある限り年齢にかかわりなく働けることができる社会を実現することの必要性や、公的年金制度をめぐる状況、2000(平成12)年4月に施行された介護保険制度の取組みについて紹介する。
第9章 国民生活の向上に関わる科学技術の振興と生命倫理
国民の保健医療・福祉・生活衛生・労働安全衛生等の向上のため、新たな治療技術・新薬等の研究開発の推進をはじめとする先端的科学技術の研究開発の取組みについて紹介する。
第10章 厚生労働行政の国際的展開
我が国は、開発途上国への保健医療等の協力や職業能力開発、労働条件・雇用の改善の分野における貢献を積極的に行っている取組みについて紹介する。
第11章 行政体制の整備等
厚生労働省の規制改革や地方分権、職業能力開発や保健医療福祉分野および雇用分野における積極的な情報通信技術の活用、情報公開、政策評価の取組みについて紹介する。