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II 短時間勤務の保育士の導入
短時間勤務の保育士とは、保育所に勤務する保育士のうちで、短時間勤務(1日6時間未満又は月20日未満勤務)の保育士をいう。 これまで、保育所の保育士は常勤の保育士を配置することとされてきたが、平成10年度から一定の条件(定数の8割以上が常勤の保育士等)を満たす場合には、短時間勤務の保育士を導入できることとされた。 |
1 短時間勤務の保育士の導入を認めている市町村数は1,489
短時間勤務の保育士の導入を認めている市町村数は1,489で、保育所のある市町村の48.3%となっている。このうち、公営-私営の保育所とも導入を認めている市町村は1,287(41.7%)、私営は認めているが公営は認めていない市町村は202(6.5%)となっている。導入することを認めていない市町村は1,596(51.7%)となっている。
また、実際に導入している保育所のある市町村は623であり、保育所のある市町村の20.2%となっている。(図3)
なお、短時間勤務の保育士を導入している保育所数は2,190であり、全国の保育所総数の9.8%となっている。(参考表P15)
2 今後は27%が導入予定・検討中。認めていない理由としては「入所児童の処遇の低下が心配」が61%
短時間勤務の保育士の導入を認めていない1,596市町村について、今後の予定をみると、「今年度・次年度以降認める予定」の市町村が53(3.3%)、「現在検討中」の市町村が370(23.2%)、「認める予定なし」の市町村が1,173(73.5%)、となっている。(図4)
また、「現在検討中」及び「認める予定なし」としている1,543市町村について、現在認めていない理由をみると、「入所児童の処遇の低下が心配」が61.0%、「保育所側の理解が得られない」が12.4%となっている。(表1)
表1 現在認めていない理由別市町村数・割合(複数回答)
平成11年10月1日現在
総 数 | 現在認めていない理由 | |||
入所児童の処遇 の低下が心配 |
保育所側の理解 が得られない |
その他 | ||
市町村数 | 1,543 | 942 | 191 | 563 |
割合(%) | ( 100.0 ) | ( 61.0 ) | ( 12.4 ) | ( 36.5 ) |
(注)「その他」は、「常勤保育士がいるため必要ない」、
「短時間勤務保育士の確保が困難」等である。
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