2 健康の状況
第1回の喫煙の状況別にみると、たばこを「吸ったことがない」と回答した者の健康状態がよい。
第1回の喫煙の状況別に第4回の健康状態が「よい」の割合をみると、「吸ったことがない」の82.5%が高くなっている。第1回の健康状態が「よい」の割合は、「吸っている」が80.2%、「吸っていたがやめた」が80.1%と同程度であったが、第4回では「吸っている」の77.7%に比べ、「吸っていたがやめた」が79.6%とやや高くなっている。(図5)
第1回の飲酒の状況別に第4回の健康状態が「よい」の割合をみると、「よい」の割合は、第1回に比べて第4回で低くなっているが、「ほとんど飲まない」では、あまり低くなっていない(図6)。
図5 第1回の喫煙の状況別にみた健康状態が「よい」の割合

注: | 1) | 第1回の喫煙の状況による集計である。 |
2) | 「よい」は、調査時の健康状態が「大変良い」「良い」「どちらかといえば良い」のいずれかをいう。 | |
3) | 健康状態は医師の診断によるものではなく、本人の回答による。 |
図6 第1回の飲酒の状況別にみた健康状態が「よい」の割合

注: | 1) | 第1回の飲酒の状況による集計である。 |
2) | 「よい」は、調査時の健康状態が「大変良い」「良い」「どちらかといえば良い」のいずれかをいう。 | |
3) | 健康状態は医師の診断によるものではなく、本人の回答による。 |
健康状態が第1回からよい割合は、第1回に健康維持のための費用を「かけている」者で高い。
第1回の家計支出額別に第4回の健康状態が「よい」の割合をみると、「50〜60万円未満」では男83.5%、女83.4%となっており、家計支出額が多い階級で高い傾向になっている(図7)。
第1回の健康維持のための費用の有無別に第1回からの健康状態の変化をみると、第1回から「ずっとよい」の割合は、健康維持のための費用を「かけている」で高くなっている(表6)。
図7 第1回の家計支出額別にみた第4回の健康状態が「よい」の割合

注: | 1) | 「よい」は、調査時の健康状態が「大変良い」「良い」「どちらかといえば良い」のいずれかをいう。 |
2) | 健康状態は医師の診断によるものではなく、本人の回答による。 |
表6 第1回の健康維持のための費用の有無と健康状態の変化
第1回からの健康状態の変化 | ||||||||
総数 | ずっとよい | わるい →よい |
ずっとわるい | よい→ わるい |
その他の 変化 |
|||
第 1 回 の 費 用 の 有 無 |
男 | (100.0) | 100.0 | 62.4 | 6.9 | 6.5 | 7.9 | 13.0 |
かけている | (19.1) | 100.0 | 64.7 | 7.5 | 5.5 | 7.1 | 12.3 | |
かけていない | (79.1) | 100.0 | 62.3 | 6.6 | 6.7 | 8.1 | 13.1 | |
女 | (100.0) | 100.0 | 64.8 | 6.1 | 6.0 | 7.4 | 12.4 | |
かけている | (27.6) | 100.0 | 66.0 | 6.3 | 5.8 | 6.7 | 12.2 | |
かけていない | (70.6) | 100.0 | 64.8 | 6.0 | 5.9 | 7.7 | 12.4 |
注: | 1) | 総数には第1回からの健康状態の変化不詳、第1回の健康維持のための費用の有無不詳を含む。 |
2) | 「ずっとよい」は、第1回から第4回まで健康状態が「大変良い」「良い」「どちらかといえば良い」のいずれかをいう。 | |
3) | 「ずっとわるい」は、第1回から第4回まで健康状態が「大変悪い」「悪い」「どちらかといえば悪い」のいずれかをいう。 | |
4) | 健康状態は医師の診断によるものではなく、本人の回答による。 |