平成13年度社会保険事業の概況　国民年金（収支状況）

○	平成13年度決算における国民年金の収支状況は、基礎年金交付金等を控除した実質的な収入が3兆6千億円、実質的な支出が3兆5千億円となっており、収支差引残は1千億円となっている。
○	平成13年度末現在の国民年金の積立金は9兆9千億円となっている。

表８　国民年金の実質的な収支状況

（単位：億円）

注.	収入（支出）合計は、決算における収入（支出）から基礎年金交付金等を控除した額である。

図6　国民年金の積立金の推移（国民年金特別会計国民年金勘定）

国民年金の積立金の推移（国民年金特別会計国民年金勘定）の図

注1.	年金積立金は、平成12年度までは旧大蔵省資金運用部に全額義務預託され、長期固定金利で運用されていたが、財政投融資改革により、平成13年4月に預託義務が廃止され、厚生労働大臣が直接年金積立金を年金資金運用基金に寄託して運用する仕組みとなった。ただし、平成20年度末までは、年金積立金の一部は財務省財政融資資金に引き続き預託される。
注2.	平成12年度までは旧大蔵省資金運用部への預託残高である。
注3.	平成13年度は預託残高と年金資金運用基金への寄託金の合計額である。年金資金運用基金の運用に係る損益（旧年金福祉事業団からの承継資産に係る損益も含む）も含めた平成13年度末の時価ベースの積立金額は、約9.7兆円である。（出所：「平成13年度厚生年金保険及び国民年金における年金積立金運用報告書」）