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第9回集計 医薬品情報
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医薬品・医療用具・諸物品関連情報集計結果
(第9回報告事例:127件)
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(第9回報告事例:127件)
第9回集計 医薬品情報
番号 | 薬効分類 | 修正要因 | 取り違えた薬剤 | 本来使用する薬剤 | 事例の内容詳細 | 意見 | 備考 | |||||
薬剤名 | 剤型 | 規格単位 | 薬剤名 | 剤型 | 規格単位 | |||||||
1 | 94596 | 112 催眠鎮静剤、抗不安剤 |
勘違い | プルゼニド | 錠剤 | 12mg/錠 | ベンザリン | 錠剤 | 10mg/錠 | ベンザリン錠10mg、プルゼニド錠、他剤処方において、用法によりプルゼニド錠は他剤とパックされるため、ベンザリン錠10mgを単独で調剤すべきところ、プルゼニド錠を単独で調剤。そのためプルゼニド錠が重複、ベンザリン錠10mgは調剤漏れ。 | パックされる薬剤と単独で調剤される薬剤を勘違いしたものと思われる。作業せんにはパックされるものとそうでないものが区別されるので、よく確認することが大切である。注意を喚起。 | |
2 | 97248 | 外観類似 | アモバン | 楕円形錠剤 | 7,5mg | ベンザリン | 楕円形錠剤 | 5mg | ベンザリン錠処方にアモバンを調剤して払い出した。薬効・錠剤の形が似ていることによる思い込みであった。 | 保管場所も間違わないように段の違う引き出しに入っており、注意はされていた。 休日のため、日直社1名で業務をしており、検薬も同じ薬剤師が行うため、思い込むと間違いのまま払い出されてしまう。調剤時・検薬時ともに、処方内容を声に出して、薬品の名前も声に出して確認することで、予防できると思われる。 |
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3 | 93411 | 不明 | アモバン | |||||||||
4 | 101528 | 不明 | アモバン | |||||||||
5 | 105314 | 不明 | セルシンシロップ | ボトル | ||||||||
6 | 96709 | 112 催眠鎮静剤、抗不安剤 113 抗てんかん剤 |
不明 | レンドルミン、ランドセン |
錠剤 | レンドルミン0.25mg、ランドセン0.5mg | レンドルミン、ランドセン |
錠剤 | レンドルミン0.25mg、ランドセン0.5mg | 向精神薬は、金庫に保管し配薬後、時間・残数とサインをすることにマニュアルでなっている。レンドルミンとランドセンを一緒に金庫に保管してあった。配薬時に前日の配薬記録がなかったため、残数を確認したところ配薬されていないことが判明する。 | マニュアルの遵守。与薬者と記録者が異なり確認を怠った。 | |
7 | 96978 | 117 精神神経用剤 |
規格違い | レスリン錠 | 錠剤 | 25mg/錠 | レスリン錠 | 錠剤 | 50mg/錠 | 1包化調剤の処方で、レスリン錠(50mg)1錠の処方のところ、レスリン錠(25mg)1錠を調剤。患者様から連絡があり規格間違いであることが判明した。 | レスリン錠はPTP包装をばらして手作業で自動錠剤包装機にセットするようになっており、その時取り違えたものと思われる。監査でも見過ごしてしまった。PTP包装をばらして手作業で調剤した場合、包装の薬品名の部分を処方せんに貼付し、監査でもわかりやすいようにした。 | |
8 | 97682 | その他・管理が悪い | 抗精神病薬 | 抗精神病薬 | 2人の患者様の処方内容が入れ替わっていた。 | カルテ・処方箋は1人づつ処理すべきである。一つの事を行う場合一連の流れに沿う。 | ||||||
9 | 107309 | 117 精神神経用剤 |
勘違い | セレネース細粒(10mg/g) | 散剤 | 1g中に10mg含有 | 時間外の外来処方せんで、セレネース細粒(10mg/g)の1日0.6mgの処方に対して、誤って製剤量として0.6g(成分量として6mg)で、調剤した。二重チェック(監査)も誤りを見過ごして、患者様に薬を渡した。 | 用量の範囲が広い薬剤(添付文書では、初期量として1日0.75〜2.25mg、維持量として1日3〜6mg)のため、秤量時に違和感を覚えなかった可能性がある。 | ||||
10 | 105338 | 119 その他の中枢神経系用薬 |
不明 | グラマリール | 1錠 | |||||||
11 | 99193 | 121 局所麻酔剤 |
規格違い | 2%キシロカイン | 1%キシロカイン(局麻用) | 1%キシロカイン(局)を交付しなければならないところを2%キシロカインを交付してしまった。 | 正しい確認方法を怠った | |||||
12 | 99649 | 規格違い | 2%キシロカイン | 1%キシロカイン(局麻用) | 1%キシロカイン(局)を交付しなければならないところを2%キシロカインを交付してしまった。 | 正しい確認方法を怠った | ||||||
13 | 108389 | 124 鎮けい剤 |
薬効類似 | マグネゾール注 | アンプル | 20ml | コンクライトMg | アンプル | 20ml | 指示により生食100ml+コンクライトMg1Aの点滴が出ていた。前日の看護支援システムによりワークシートに生食100ml+マグネゾール1Aと記入がしてあった。他のスタッフに確認したところマグネゾールがコンクライトMgになったという返事があったが不安が消えず薬剤下に確認したところ、別の成分の薬剤であった。看護支援システムにコンクライトMgのデータ登録がなかったため前日入力に際、同様のものと思いこんでマグネゾールを選択した。 | 薬剤の知識を深める。 採用薬剤の登録を速やかに行う 施行時の確認は処方箋を基本にラベル、薬剤と手順を遵守する 情報の共有を行う |
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14 | 96972 | 131 眼科用剤 |
剤形違い | エコリシン点眼液 | 点眼薬 | 5mL/本 | エコリシン眼軟膏 | 眼軟膏 | 3.5g/本 | エコリシン眼軟膏処方のところ、エコリシン点眼液を調剤。病棟で気付き使用はしなかった。 | 点眼薬の処方が多いため、点眼薬に意識がいってしまったものと思われる。複数剤形あることを念頭におき、常に剤形まで確認する習慣をつける。処方と現物を照合してから薬袋にいれるようにする。 | |
15 | 96840 | 剤形違い | タリビッド | 点眼薬 | 5mL/本 | タリビッド | 眼軟膏 | 3.5g/本 | タリビッド眼軟膏処方のところ、タリビッド点眼薬を調剤。患者様から照会があり間違いが判明した。患者様は1回使用したが影響はなし。 | 点眼薬の方が多く使用されることや、この時点眼薬の処方が続いていたため、点眼薬に意識がいってしまったものと思われる。処方を繰り返して読むことと、剤形が複数あることを常に念頭におくことが必要である。 | ||
16 | 96735 | 外観類似 | リンデロンVGローション | ローション | 10ml | ロメフロン | 点眼液 | 5ml | ロメフロン点眼薬は他施設で処方され、自己管理薬としていた。患者の妻が介助し点眼したが、ロフメロン点眼薬ではなく、皮膚科疾患で使用していたリンデロンVGローションであった。点眼時、薬剤の色が異なることで気がつく。 | リンデロンVGローションが処方された時点で、患者・家人への指導を実施する。点眼薬専用のケースで保管する。点眼薬は看護師が行うことを家人に説明をする。 | ||
17 | 100320 | 認識不足 | サルペリン | 液体 | 溶解して点眼すべき薬剤が溶解されず投与 | 溶解液と薬液同じ薬袋で配送されるため、見落としがちである。溶解液があることを明示していく。 | ||||||
18 | 97643 | 213 利尿剤 |
規格違い | ラシックス 20 | 錠剤 | 20mg | ラシックス 40 | 錠剤 | 40mg | 医師の処方ラシックス40mgのところ20mを調剤した。 | 全自動錠剤分包機のD0処方の確認が不十分だった。 処方を十分確認する。 |
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19 | 104775 | 規格違い | アルダクトンA錠25mg | 50mg | ||||||||
20 | 96739 | 214 血圧降下剤 |
薬効類似 | ブロプレス | 錠剤 | 2mg | ニューロタン | 錠剤 | 25mg | 一包化にしていた薬剤に、処方にないブロプレス錠剤が入っていた。 | 前後の患者の処方との混同 薬剤の監査を確実に実施 | |
21 | 81992 | 外観類似・管理が悪い | ホリゾン | 10ミリグラム | A | ペルジピン | 2ミリグラム | A |
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22 | 97687 | その他・指示違い | 高K血症で入院となりACEIの投与を中止していたが、退院後外来に受診した際、前処方のACEIを投与し、再度腎不全をきたした。 | 主治医が投与薬の整理を十分にしていなかったため、間違いを起こした。 | ||||||||
23 | 97566 | 217 血管拡張剤 |
記号違い | アダラートCP(カプセル) | カプセル | 10mg | アダラートCL | 10mg | 新卒3ヶ月目の看護師が、朝6時頃、血圧の高い患者に指示のアダラートCLを服用させようと考えた。高血圧時の変更指示が前日夕方出ており、まだ処方箋を薬剤科に届けていなかった。アダラートCLが病棟にないか同僚の先輩看護師に確認したところ、先輩看護師が、CPと思い込んでカプセルであると説明し、舌下させることをすすめた。 血圧は、すぐに下がり、下がりすぎることもなかった。 |
先輩看護師にアダラートCRという薬品があるという知識がなかった。 さらにアダラートカプセルについても舌下させる方法は最近は行わないように注意が出ていることを知らなかった。注意の説明は数ヶ月前から2回ほど紙面により行われていたが、読んでいなかった。アダラートCLはこの病棟で初めて使用されるケースだった。 1文字1文字確実に確認する。薬剤に関する知識を持つこと。初めての薬には皆で共有できるように注意書きをする等工夫をしていく。医薬品情報には特に気を配って情報を得ていく。 |
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24 | 94661 | 記号違い | アダラートL | 錠 | 10ミリグラム | アダラートL | 錠 | 20ミリグラム | ||||
25 | 96836 | 記号違い | アダラートL錠 | 錠剤 | 10mg/錠 | アダラートカプセル | カプセル剤 | 10mg/錠 | アダラートCap(10mg)2Cap処方のところ、アダラートL錠(10mg)2錠で調剤。患者様は「名前が同じようなので服用した」とのことで1週間服用。 | アダラートL錠の方が多く処方されるため、L錠に気がいってしまったものと思われる。調剤支援システムで、当該患者の処方が発行された時、処方せんの備考欄に「アダラートCap使用」の注意文が印字されるようにし、注意を促すようにした。 | ||
26 | 97685 | 勘違い | ノルバスク | 1日1錠 | 担当薬剤師のチェックミスによりノルバスク1日1錠のところ1日2錠服用させた。 | 原因)初回服薬指導において、持参薬の内容を担当薬剤師が、カルテに挿入する服薬指導記録に記入し忘れたため、医師、看護師に情報が伝わらなかった。 防止策:持参薬を含めた種々の患者情報をカルテ挿入する服薬指導記録に記載すること、薬剤部保管の服薬指導記録は退院まで全体の患者ファイルと一緒にすることとし、周知した。 |
持参薬 | |||||
27 | 83550 | 勘違い | パナルジン | フランドル | ||||||||
28 | 104749 | 記号違い | ヘルベッサー | ヘルベッサーR | ||||||||
29 | 98921 | 規格違い | バイロテンシン | 丸形錠剤 | Y-BL10mgとYB-L5mg | Y-BL5mg | 当院で扱っていない薬剤の紹介時にmgを間違えて紹介したため患者が量を多く服用した。 | mgが違う規格品が複数有る場合は色や形を変える。 | ||||
30 | 96695 | 218 高脂血症用剤 |
規格違い | メバロチン | 錠剤 | 10mg | メバロチン | 錠剤 | 5mg | 指示簿に5mg1Xの指示を記載してあったが、処方箋はメバロチン10mgで処方されてあった。 | 指示箋と処方箋が一緒にしたものを検討。転記をなくす。処方時医師と看護師でのダブルチェック。 | |
31 | 96777 | 225 気管支拡張剤 |
その他 | ベネトリン吸入液0.6mL分3、4日分の処方において、ラベルへの用量指示を1回0.2mLで指示すべきところ、1回0.3mLで指示。患者様は指示通り使用してしまった。 | ベネトリン吸入液の処方は分2が多いため、処方を良く確認しないで分2と思い込んでしまった。調剤薬監査でも見過ごしてしまった。処方をきちんと読むことを徹底する。コンピュータシステム上で自動計算で指示が出せるよう検討する。(現在、外用薬の場合1回量を自動計算できない) | 調剤方法の妥当性 | ||||||
32 | 104764 | 232 消化性潰瘍用剤 |
不明 | オメプラール | ||||||||
33 | 104779 | 不明 | ガスター散 | |||||||||
34 | 94309 | 239 その他の消化器官用薬 |
名称類似 | プリモボラン | プリンペラン | |||||||
35 | 104645 | 239 その他の消化器官用薬 213 利尿剤 |
不明 | プリンぺランとラシックス | ||||||||
36 | 105873 | 245 副腎ホルモン剤 |
外観類似 | プロタノールL | ボスミン | |||||||
37 | 82583 | 薬効類似 | プレドニン | 錠剤 | 5ミリグラム | リンデロン | 錠剤 | 0.5ミリグラム | ||||
38 | 107232 | 薬効類似 | デカドロン注2mg | 注射 | 1管2mg | リンデロン注2mg | リンデロン注2mg | 1管2mg | 処方を急ぎで出してくださいという依頼があり、他の業務を施行中であったが、リンデロン注2mg 6Aの注射処方せんの調剤を行った。その際に、誤ってデカドロン注2mg 6Aを調剤した。まわりに室員がいなかったため、二重チェック(監査)を別の薬剤師ではなく、調剤者が行ったが、間違いを見過ごしてしまった。 | |||
39 | 105750 | 249 その他のホルモン剤 |
薬効類似 | ヒューマリンR | バイアル | ヒューマカートR | ペン型 | |||||
40 | 108382 | 記号違い | ヒューマリンN | バイアル | 100単位 | ヒューマリンR | バイアル | 100単位 | 輸液内に混入する際、ヒューマリンR15単位を間違えてヒューマリンN15単位混入した。バイアルを保冷庫に戻す時点で気付いた。 | 原因:インシュリンを手に取るとき、フタの色が似ていた。改善点・防止策:フタの色を反対色等区別の尽きやすい物にする。 保冷庫の配置場所を区別する。手順の遵守。ラベルの3回確認。声だし、指だし確認。 | ||
41 | 97334 | 記号違い | ペンフィルN | バイアル | 150単位 | ペンフィル30R | バイアル | 150単位 | 7:00決め打ちのためノボペンとカルテをもって部屋を訪室。指示簿ではペンフィル30Rのところノボペンに入っている薬剤は、ペンフィルNであった。薬剤を入れ替えるときにペンフィルNとペンフィル30Rを間違えてセッティングする。決め打ちは、夜勤受け持ち看護師が実施する。 | 本人用の注射液がなくなっていたため、常備薬を使用し、薬剤の確認を確実にしなかった。朝の忙しい時間帯で慌てていた。同様の効果の薬剤を一緒の箱に入れていた。薬剤保管の検討。マニュアルの遵守(ダブルチェックを確実にする)。本人用の薬剤を早めにに処方してもらう。 | ||
42 | 104831 | 認識不足 | リュープリン注 | 1mlで溶解すべきものを2mlで溶解した。 | 溶解剤を1mlのみしか用いないので、最初から1mlのみのアンプルを用意すべきであると考えられる。 | 製薬企業 | ||||||
43 | 96938 | 251 泌尿器官用剤 |
外観類似 | アルスロマチック | 3L | ウロマチック | 3L | 手術室看護師が、病棟からの応援看護師に洗浄液を2本渡した。形態、パッケージが似ていたので後発品と思って準備し始めたが、医師に確認して間違いが判明した。 | 関節鏡を行う手術室は決まっているので、アルスロマチックは専用の部屋に置き場所を変更した。メーカーにパッケージの変更を申し出た。 | |||
44 | 81878 | 311 ビタミンA及びD剤 |
規格違い | アルファロール | 0.25マイクログラム | アルファロール | 1マイクログラム | |||||
45 | 97666 | 313 ビタミンB剤 |
規格違い | コバマイド | 錠剤 | 500mg | コバマイド | 錠剤 | 250mg |
薬を業者に注文したが、いつも250mgを注文していたので、注文をしたことの無い物が来ると思わず、納品時ミリ数を確認しなかった。 | 注文は、発注・受領共に双方、伝票と口頭で確認をする。 | |
46 | 106272 | 317 混合ビタミン剤 |
不明 | ネオラミンマルチv | バイアル | バイアル | ||||||
47 | 105006 | 322 無機質製剤 |
名称類似 | 塩化カルシウム | 20ml | 塩化カリウム | 20ml | |||||
48 | 101674 | 325 たん白アミノ酸製剤 |
名称類似・外観類似 | トリフリード | ソフトバック | 500ml | アミノフリード | ソフトバック | 500ml | アミノフリードを投与するべきところトリフリードを投与した。確認を行った医師・看護師とも薬品の名前に気がつかなかった。 | 声だし・指差しで薬品名を確認する。 | |
49 | 107248 | 331 血液代用剤 |
記号 | ヴィーンD | 500ml | ヴィーン3G | ヴィーン3G | 500ml | ||||
50 | 104773 | 記号違い | ソリタT3 | 500ml | ソリタT1 | 500ml | ||||||
51 | 95047 | 記号違い | ソルデム6 | ソルデム3A | ||||||||
52 | 97560 | 記号違い | ソルデム3AG | ソフトバッグ | 500ml | ソルデム3A | ソフトバッグ | 500ml | ソルデム3Aを病棟の定数薬から声を出して取ったのに隣にあったソルデム3AGを取っていた。 | 名前のよく似た薬が隣り合わせに保管されていた。 これを機会に隣り合わせにしないようにした。 以前から間違い易いので注意を促すポスターも注射準備台の傍に貼ってある。 薬液を患者の傍で繋ぐときに薬品名の確認をしなかった。 必ず、薬液を患者に実施する直前に薬品名・量などの確認を行う。 |
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53 | 94756 | 記号違い | ソルデム3A | ソルデム3AG | ||||||||
54 | 94886 | 記号違い | ソルデム3A | パック入り | ソルデム3AG | パック入り | ||||||
55 | 82635 | 外観類似 | 大塚 生理食塩液 | アンプル | 20ミリリットル | 大塚 10%塩化ナトリウム液 | アンプル | 20ミリリットル | 「10%NACL」を「生理食塩液」のことと思い込み、輸液メインボトルに混注した。 | 基本的な、注射調剤教育の徹底 | ||
56 | 82965 | 333 血液凝固阻止剤 |
外観類似 | ラシックス | ワーファリン | ワーファリンを引き上げるつもりがラシックスを引き上げた | ||||||
57 | 104632 | 認識不足 | ヘパリン筋注を誤って静注した。 | |||||||||
58 | 93911 | 396 糖尿病用剤 |
勘違い・会社違い | ダオニール | 錠剤 | 2.5mg/錠 | オイグルコン | 錠剤 | 2.5mg/錠 | 外来において、オイグルコン錠2.5mg処方のところ、ダオニール錠2.5mgを調剤。その後すぐに入院となり、服薬指導担当薬剤師が間違いに気付いた。3回分内服していた。 | 同一薬剤のメーカー違いの間違いである。薬品名をよく確認していなかったことと、ダオニール錠の方が使用頻度が高いため、ダオニールに気がいってしまったものと思われる。また、当月転勤してきたばかりで、慣れていなかったことも考えられる。1製品に絞ることを検討することとした。 | |
59 | 107094 | 399 他に分類されない代謝性医薬品 |
略号 | アルギメート | 10%アルギン酸注射液 | 略号使用の是非 | ||||||
60 | 105259 | 薬効類似 | エスポー注皮下用6000単位 | エポジン注シリンジ6000 | ||||||||
61 | 97073 | 名称類似 | オステラック | 錠剤 | 200mg/錠 | オステン | 錠剤 | 200mg/錠 | オステン錠(200mg)2錠処方のところ、オステラック錠(200mg)2錠を調剤。患者様は今までの薬と変わったものと思い2週間程服用した。 | 類似名称で同規格のためと思われる。このような製剤の一覧表を作成し注意を喚起することとした。 | ||
62 | 105751 | 611 主としてグラム陽性菌に作用するもの |
不明 | ダラシン | ||||||||
63 | 105961 | 613 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの |
不明 | セファメジン | ||||||||
64 | 106110 | 不明 | ノイキノン | 散剤 | フロモックス | 散剤 | ||||||
65 | 97686 | 625 抗ウイルス剤 |
その他・指示違い | 担当医がビクロックス投与を研修医に指示したが、研修医が看護師に指示を出したのは、翌日の朝であったため、投与開始が12時間遅れた。 | 実際に指示が確実に行われているかどうか適宜、指示伝票を専修医が確認することとした。 | |||||||
66 | 107231 | 629 その他の化学療法剤 |
規格違い | ジフルカンカプセル100mg | 内服:カプセル剤 | ?カプセル100mg | ジフルカンカプセル50mg | ジフルカンカプセル50mg | ?カプセル50mg | ジフルカンカプセル50mgの処方に対して、ジフルカンカプセル100mgを調剤、二重チェック(監査)も見過ごして、病棟へ払い出した。 | ||
67 | 105295 | 外観類似 | リスモダン | バクタ | ||||||||
68 | 93910 | 634 血液製剤類 |
会社違い・管理が悪い その他 (同一成分) |
献血アルブミン?化血研 | 注射剤 | 25% 50mL | 献血アルブミン?Wf | 注射剤 | 25% 50mL | 「献血アルブミン化血研」の製品を供給すべきところ、「献血アルブミンWf」を供給。同一薬剤におけるメーカー違いの間違い事例である。 | 配置場所が隣り合わせにあり、メーカー名をよく確認しなかった。複数のメーカー品がある場合は、「メーカー名確認」の表示をすることとした。同一薬剤は1銘柄にすることが防止策でもあるが、この種の製剤はメーカーから供給停止となる場合があり、診療に支障をきたすため複数のメーカーの製品を採用せざるを得ない。 | |
69 | 96961 | 規格違い・管理が悪い | 赤十字アルブミン | 注射剤 | 20%50mL | 赤十字アルブミン | 注射剤 | 25%50mL | 赤十字アルブミン25%50mL 1バイアルの処方において、20%50mLの規格のものを調剤。使用されたが患者様に影響はなし。 | 病棟から至急で取りに来られ、規格の確認が不十分であった。また、同種薬剤のため、隣りに配置してあった。同種複数規格ある製剤は「規格に注意」の張り紙をし注意を喚起することとした。 | ||
70 | 97642 | 722 機能検査用試薬 |
勘違い | エストチン | アンプル | 2ml | ヒシダリン(ヒルトニンの後発品) | アンプル | 2ml | 医師よりヒルトニンが処方され、薬剤科で調剤の際、ミラクリッドの後発品であるエストチンを払い出した。 検薬者が間違いに気付き交換した。 |
薬剤師は、ヒルトニンの後発品をエストチンと思い込んでいた。 後発品の表示を薬品棚に先発薬剤名と後発薬剤名を表示した。 |
後発品問題 |
71 | 97410 | 811 あへんアルカロイド系麻薬 |
その他・管理が悪い | ボルマゲン | 坐剤 | 50mg | アンペック | 坐剤 | 10mg | 申し送り時、麻薬の数、時間、患者名を送っている。麻薬はすべて金庫に入れてある。他の坐薬関係は冷蔵庫に入れてある。この事例では、定時に麻薬を使用している患者がいることは、申しくりをされ知っていた。麻薬を入れる定時になったので、薬剤を取りに行ったが、坐薬は冷蔵庫という思いこみがあり、冷蔵庫に入っている薬箱をみて、患者名と疼痛時という薬袋の記載だけをみて与薬をしてしまった。麻薬を実施する場合は、ダブルチェックを実施することになっていた。 | 麻薬実施時の基本的確認事項が実施されていない。薬袋に効用のみは記載しない。薬剤名を記載または処方箋のコピーを貼付する。 | |
72 | 94247 | 名称類似・管理が悪い | 治験薬 一般用PNU |
注射薬 | 5.3 | 治験薬 長期用PNU |
注射薬 | 5.3 | コンピュータ画面からオーダー入力をする際に、薬剤の名称が同じため”引用”をする際に間違えてコピーをしてしまった。 | 一般用も長期用も薬剤の名称が同じ”PNU”で箱の色が違うだけであり、区分けができない。 | ||
73 | 95161 | 不明 | 抗菌剤 | |||||||||
74 | 100029 | 不明 | ||||||||||
75 | 100219 | 不明 | ||||||||||
76 | 100254 | 不明 | ||||||||||
77 | 104643 | 不明 | ジアミトール0.025% | |||||||||
78 | 104718 | 名称類似・管理が悪い | 風疹ワクチン | 本来、風疹ワクチンを接種するところを、麻疹ワクチンを接種してしまった。 | ||||||||
79 | 104780 | 不明 | 60mg | |||||||||
80 | 105300 | 不明 | 朝のみ100mg | |||||||||
81 | 106361 | 不明 | ||||||||||
82 | 107129 | 不明 | 粉末薬が1包包装のときと別の時があり、今回は1包になってると思い別の薬袋があることに気がつかなかった | 調剤方法の見直し |
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