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第19回労働政策審議会勤労者生活分科会中小企業退職金共済部会 議事要旨


1 日時  平成15年3月20日(水)15:00〜16:45

2 場所  厚生労働省共用第7会議室

3 出席者
 [委員]  奥平委員、勝委員、小山委員、齋藤委員、桜井委員、
 佐藤委員、讃井委員、田勢委員、都村委員、中山委員、
 野澤委員、長谷川委員、堀越委員、山路委員
 [事務局]  奥田勤労者生活部長、蒲原勤労者生活課長

4 議題
    建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度の財政及び制度の改善について

5 議事要旨

 建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度の財政及び制度の改善について、事務局より説明があった。
〔主な意見〕
 
 予定運用利回りと掛金日額については一体のものとして議論すべきとの意見があった。
 厳しい経済情勢において、掛金日額を引き上げることは苦渋の選択であり、評価されるべきものであるとの意見があった。
 掛金日額の引上げが労働者の福祉の向上に資することは理解するが、当部会としては、制度を将来にわたって安定的に運営できるよう予定運用利回りを見直すことの判断を行うことが責務ではないかとの意見があった。
 経済情勢が厳しいなかで予定運用利回りを見直す必要があることは認識しているが、その負担を労使双方において担っているかという観点から、予定運用利回り及び掛金日額の水準について議論すべきとの意見があった。
 当部会としては、将来にわたって制度を安定的に運営するために予定運用利回りの議論を行うべきである。また、このような厳しい経済情勢の下、掛金日額の水準を上げすぎることは、かえって、事業主の制度への加入を阻害してしまうという効果が生じうることについて考慮すべきとの意見があった。
 論点整理を行ったことにより、予定運用利回りの見直し、制度の改善・適正履行、掛金日額というパッケージでの議論が整理されたとの意見があった。
 労使だけの負担だけではなく、国としても制度における助成措置の充実などに努めるべきであるとの意見があった。

 配布資料
(1) 建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度に係る論点整理について
(2) 建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度の予定運用利回りの見直しの考え方
(ア) 建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度における利回り別の財政状況の今後の見通し
(イ) 予定運用利回り見直し後の退職金額について
(ウ) 民間の退職金額について
(エ) 掛金納付月数別退職金支給状況
(3) 建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度の運営改善の方向について
(4) 建設業退職金共済制度及び林業退職金共済制度における支給事由別退職金支給状況


照会先  厚生労働省労働基準局勤労者生活部勤労者生活課
 担当:河野・簑原
 03(5253)1111(内線5376)

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