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予定運用利回りの見直しと併せて、掛金日額の引上げについても議論すべきとの意見があった。 |
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経済情勢が厳しい中で制度を持続させるためには、予定運用利回りの見直しは避けられないが、それと併せて、(1)加入促進策の充実、(2)就労実績に基づく証紙貼付の確保、(3)景気の低迷から脱却した際には予定運用利回りを引き上げることを明確にするといった点につき考慮すべきとの意見があった。 |
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建設業労働者の置かれた状況は厳しいものであり、予定運用利回りの見直しと併せて、建設業において建設業退職金共済制度が果たすべき役割も考慮しつつ議論すべきとの意見があった。 |
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林業退職金共済制度の財政状況は大変厳しいものであり、予定運用利回りの引下げは急務であるが、魅力ある制度となるのかという点について考慮するとともに、雇用対策等で林業従事者が増加してきており、新規就業者について如何に林業退職金共済制度に加入してもらうかということについて検討すべきとの意見があった。 |
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建設業退職金共済制度は剰余金を保有している状況であるが、予定運用利回りの見直しについては、健全性を確保するためにも、一定の余裕をもった積立金を保有しておくといった基準を設けて、あるべき予定運用利回りの水準を決定するということについても検討するべきではないかとの意見があった。 |
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財政状況から見た予定運用利回りの水準だけ議論するのではなく、労働者が実際に受け取る退職金額及び掛金日額が適切な水準なのかといった点についても議論すべきとの意見があった。 |
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将来については厳しめに見て予定運用利回りを見直す必要があるが、予定運用利回りの水準のみではなく、制度の改善事項についても議論すべきとの意見があった。 |
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退職金の給付水準の高低を議論するよりも、今の財政状況に鑑み、手遅れにならないようにするべきであり、特に林業退職金共済制度については破綻も懸念される状況であり、審議会としては、まず予定運用利回りの議論を収れんさせるべきとの意見があった。 |