薬物にまつわる
データ集
薬物に関するデータから
知らなかったことに気づけるかも?
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大麻の影は身近に潜んでいます 大麻の使用経緯・動機
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どんな気持ち、きっかけで大麻を使用してしまうのか、リサーチしたデータがあります。
「気分がどうなるのか試してみたい!」=好奇心がある、「嫌な気持ちを切り替えたい!」=辛さを軽減したい、「誘いを断りきれない!」=仲間との関係を壊せないなど…ささいなきっかけで始めてしまった人が少なくありません。
表面的には軽い気持ちで手を出してしまうかのように見える行動の背景には、家庭や学校、職場で悩みを抱えていて、普段から鬱々とした気分に苦しんでいたり、嫌な気持ちにたびたび襲われていてどうしてよいかわからなかったり、あなたのことを本当に想ってくれるような親しい人がいない、という現実があるかもしれません。
しかし、大麻を使用すると運動失調、記憶の障害等を引き起こします。さらに、長期的には、精神障害や知能指数の低下等様々な悪影響を引き起こします。大麻を初めて使用した動機 (対象者1,060人:複数回答)
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大麻の誘いが増えています 大麻誘われ経験率
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「リラックスできるよ」「ストレス発散になるよ」「大麻に害はないよ」そんな誘いを受けたことはありませんか?
2023年に行われた「薬物使用に関する全国住民調査」によれば、大麻を誘われた経験は、覚醒剤、MDMA、コカイン等の他の薬物に比べて最も高い結果に。「こんなのあるよ」と誘われた経験率の推移
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10〜20代の入手先を知った方法は
SNSが多い 大麻の入手先 -
20歳未満と20代の若年層の多くがSNSが入手先を知った方法としてあげています。自分と大麻は縁がないと思っていても、思わぬところで遭遇してしまう可能性があります。あなたが使うSNSにも、大麻の影は潜んでいるのです!
大麻の入手先を知った方法
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大麻乱用での検挙者数が近年増加 大麻・薬物事犯検挙状況
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大麻で捕まる人が増えています!大麻事案での検挙者数が近年急増しており、毎日のように大麻所持等による検挙の報道が相次いでいます。
特に大麻乱用の検挙数は2016年から2023年にかけて約2倍以上となっており、社会的な問題と捉えられています。大麻取締法違反検挙人数の推移
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特に10代の大麻検挙者数が
増えています 大麻事犯の10代検挙者数 -
近年は、インターネット上に氾濫する間違った知識・誤情報が一因になって10代の検挙者数が急増しています。2023年には10年前の約20倍となる1,246 人が検挙されるという深刻な状況となっています。
若い頃からの習慣的な薬物使用は脳や身体への影響がより大きくなります!例えば、18歳までに大麻を使用したことのある人は、全く使用しなかった人と比べて32歳までにうつ病を発症する比率は1.37倍、自殺企図に及ぶ比率は3.46倍とも報告されています。大麻事犯検挙状況の推移
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大麻を含む食品等の流通大麻の流通形態
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花穂を使い、巻きたばこやパイプを使用しての摂取が一般的な大麻ですが近年ではチョコレート、クッキーや、キャンディなどのお菓子に大麻が含まれている食品や電子タバコのようなリキッド型も押収されています。
海外から日本へ知らずに持ち込んで検挙されたり、お土産としてもらった食品を口にして健康被害を受けたりしたケースもあります。大麻加工品の例
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大麻クッキー
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大麻チョコレート
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大麻リキッド
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実際、
困ったときどうしたらいい? 相談機関への相談件数 -
悩みがある、困っている、誰かに話したい・・・。そんなときは、各都道府県にある相談窓口にご連絡ください。秘密厳守でお話しを伺います。毎年多くの人が相談を寄せてくれています。
正しい診断と、理解・協力で、あなたはまだ引き返すことができます。再乱用を防ぐために、あなたが孤立しないために、支援します。連絡をお待ちしています。薬物に関する相談件数
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いかがでしたでしょうか?
大麻の影を感じたら
これらの情報を
振り返ってみてください。
完全に「秘密厳守」の連絡先です。
匿名のため誰にも知られずに話せますので、
悩みや不安は抱え込まず、
気軽にご相談ください。
専門の相談員に、ご相談いただけます。
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出典元
- 厚生労働省 「薬物乱用防止に関する情報 」薬物乱用防止読本 健康に生きよう パート36
- 厚生労働行政推進調査補助金『危険ドラッグ等の濫用防止のより効果的な普及啓発に関する研究』研究班「大麻問題の現状」
- 警察庁「令和5年における組織犯罪の情勢」
- 研究代表者 嶋根卓也「薬物乱用・依存状況の実態把握と薬物依存症者の社会復帰に向けた支援に関する研究」