看護部長挨拶

長島愛生園は、瀬戸内市の南西に位置する長島にあります。施設からは、穏やかな瀬戸内の海とともに、四季折々の風景を望むことができます。
当園は全国にある13施設の中ではじめに設立した国立ハンセン病療養所として、90年余りの歴史があり、そこには入所者一人ひとりの歴史もあります。これまでの人生の中での思い出を語り、現在の生活で大切にしていることを残しながら、看護・介護に繋げる「思いをつづる」という活動をしています。また、看護の対象である入所者の方に対し、その人らしい人生が全うできるように、職員同士で自由に意見を出し合い、全人的な支援を園全体でサポートできるようにしています。
看護職員への教育体制は、ハンセン病療養所の看護師としての役割が果たせるように「国立ハンセン病療養所看護職員教育プログラム」に基づいた教育体制の整備をしており、看護師として自ら成長できる環境が整っています。
また、当園は、妊娠・出産・育児・介護の支援のみならず、様々な休暇制度を活用し、仕事と家庭の両立が叶う働きやすい職場です。
看護師として、患者とともにある看護があります。
看護部長 土居 明美
