国立療養所
長島愛生園

National Sanatorium Nagashima-Aiseien

庶務課 栄養管理室

 栄養管理室は栄養士3名、事務官1名、調理師15名で入所者の栄養管理を行っています。

 一般舎、不自由者棟、病棟と自立度、不自由度、疾病により、そのいずれかに入所しています。入所者の平均年齢は84歳と年々高くなり、高齢化による栄養状態の低下や、生活習慣病を併発する方も見られ、高齢化に対応した栄養管理が必要とされる時代に入りました。

 食事形態は普通食、軟菜食、特別食、きざみ食、ミンチ食、ブレンダー食、ミキサー食、ソフト食です。

 また、栄養状態の悪い方には、個々に合った栄養補助食品を提供するなど個人対応も重視しています。

 入所者のQOLを高めることを最優先に考えて、家庭的な手作り料理や四季折々にちなんだ行事食を予算の許す限り取り入れています。

 毎月1日には、その月の誕生日の方々を祝うために「赤飯」と「お頭付きの鯛の塩焼き」を提供しています。とりわけ、お正月の「おせち料理」は目で楽しんで頂くことも重視し、元旦の赤飯の容器等も好評です。

 毎月、開催される献立会議は入所者代表の生活委員、栄養士、調理師長とで献立についての要望等意見交換を行い、入所者と栄養管理室との信頼関係を保ちながら、出来るだけ入所者のニーズにあった食事の提供を念頭に業務を遂行するよう努めています。