介護現場のニーズリスト片麻痺患者における趣味活動の継続
場面
機能訓練,生活動作,その他
場面の詳細
いつ:被介護者である利用者本人どこで:自室作業場である机上どのように:木材をFクランプを用いて机上に固定してカンナがけをする際、いす座位で健側手指でカンナを把持し、麻痺側手指を健側手指の上に添えて、両手でカンナを手前に引く。しかし、連続動作に伴い、麻痺側手指が健側手指から離れてしまい、健側手指のみの作業となってしまう。いす座位での片手動作では、カンナを固定する力が弱い。また、カンナを手前になかなか引けない、引けてもカンナが左右にぶれており、水平に削ることができないなどの課題が生じる
課題の持ち主
被介護者
課題の持ち主の詳細
被介護者(脳血管障害にて左側上肢・手指に運動麻痺を呈している)Br.StageⅣレベル
課題の具体的内容
セミプロレベルの日曜大工技能をもち、生きがいであった木工作業だが、受傷後は麻痺で思うように動かない腕により制作意欲は低下し、活動機会が少なくなった被介護者を目にして介護者も不安を募らせていた。Fクランプの取り付けがスムーズでありながら、カンナがけができるようになれば、木工作業の作業効率が高まり、制作意欲も向上につながって活動の機会が増えることが期待できる。
担当者
マッチングサポーター
【ニーズ】古川 和稔(東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科 教授)
【シーズ】梶谷 勇(国立研究開発法人産業技術総合研究所人間拡張研究センター生活機能ロボティクス研究チーム 主任研究員)
【シーズ】梶谷 勇(国立研究開発法人産業技術総合研究所人間拡張研究センター生活機能ロボティクス研究チーム 主任研究員)
キーワード
新型コロナ対応、LIFE対応、生産性向上、在宅支援
備考
「令和3年度介護ロボットの開発・普及・実証のプラットフォーム事業 ニーズ・シーズマッチング支援事業」(厚生労働省)ニーズリストより抜粋