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広報誌「厚生労働」

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ACPの愛称が「人生会議」に決まりました

〜人生の最終段階における医療・ケアについて、話し合う機会をつくりましょう〜

愛称発表会で「人生会議」と発表

愛称発表会で「人生会議」と発表

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは

 皆さんは、ご自身の人生の最終段階を、どのように過ごしたいかなどを、考えたことはあるでしょうか。さらに、その思いや希望を、信頼できる身近な家族等と話したり、かかりつけ医など日ごろから関わりのある医療や介護関係者と、話し合ったことはあるでしょうか。
 大切なひとの人生の最期が迫ったとき、本人が望んでいない医療・ケアが行われてしまうといったことを避けるために、私たちは何ができるのでしょうか。
 人生の最終段階において、本人の意思が尊重され、本人が希望する「生を全う」できるよう、年齢を問わず健康なときから、前もって人生の最終段階における医療・ケアについて考える機会を持ち、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合うプロセスを重視した「アドバンス・ケア・プランニング(以下、ACP)」の概念を踏まえた研究・取り組みが、欧米では普及してきています。
 我が国では、医療・介護の現場においてすでに取り組まれているACPですが、厚生労働省では、国民全体へのさらなる普及・啓発を目的としたリーフレットを作成し、ホームページに掲載しています。ポスター掲示やリーフレット配布など、地方公共団体、関係団体や医療・ケア施設等でACPの普及・啓発にご活用いただいています。

ACPの愛称が「人生会議」です

 ACPが国民おひとりお一人の生活のなかへ浸透するように、馴染みやすい愛称を厚生労働省のホームページにて広く一般に公募したところ、1073件もの応募をいただきました。そのなかから有識者の方々に選考いただき、「意味が明確な単語の組み合わせにより、日常会話に浸透していくことが期待できる」「家族等、信頼できる人たちと輪を囲んで話し合う、というイメージが湧く」という理由により、須藤麻友氏(聖隷浜松病院・看護師)が提案した「人生会議」という愛称に決定しました。

11月30日は「人生会議の日」です

 また、11月30日を「いい(11)看取(30)り、いい(11)看取(30)られ」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせで「人生会議の日」とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としました。
「人生会議の日」以外でも、たとえば、ご家族やご親戚が集い、一年の締めくくりや新年の抱負を語り合う年末年始、ご先祖に感謝するお盆などの機会に、周りの方々と一緒に人生の最終段階における医療・ケアについて話し合ってみませんか。

これからの取り組み

厚生労働省においては、今後も地方公共団体、関係団体等と連携し、「人生会議」の重要性について普及・啓発活動を進めてまいりたいと考えています。

ACP普及・啓発リーフレット

ACP普及・啓発リーフレット

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