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広報誌「厚生労働」

ニュース 「献血がつなぐ 命と優しさを」 7月は「愛の血液助け合い運動」月間です

“献血”にご協力願います

 近年の少子高齢化の進展や若年層の献血離れの影響により、将来、輸血などに必要な血液の不足が懸念されています。そこで、安全な血液を安定的に確保するため、厚生労働省、都道府県および日本赤十字社の共催により、7月を「愛の血液助け合い運動」月間とし、重点的に献血への協力の呼びかけを行っています。
 月間中は、全国各地において、地域や学生のボランティア団体などの協力をいただき、さまざまなイベントの開催を通じて献血の呼びかけを積極的に行います。ぜひ、この機会にご協力お願いいたします。

“献血”の必要性

 我が国では、病気やけがの治療のため、輸血を受けたり、血液製剤を必要とする人たちが数多くいます。医療が発達した今日でも、血液は人工的につくることができないため、この治療のための輸血や血液製剤は健康な方々から自発的かつ無償で血液を提供いただいた「献血」によりつくられています。その結果、血液を必要とする多くの患者の方々が、日々救われているのです。
 輸血といえば、けがによる輸血をイメージする方が多いですが、実際にはけがによる輸血は全体の3%にすぎず、もっとも輸血が必要な場面は病気の治療であり、全体の約85%を占めています。また、必要とされる病気の治療のうち、約半数ががん治療となっています。
 献血いただいた血液からつくられた輸血用血液製剤の採血後の有効期間は、赤血球製剤が21日、血小板製剤が4日であり、長期保存ができないため、血液製剤を常に確保しておくには、年間を通した継続的な献血へのご協力が不可欠です。

若年層の献血離れ

 現在、若年層の献血離れが深刻な問題となっています。今後の少子化の進展による献血可能人口の減少および高齢化に伴った輸血医療の増加を考えると、将来の献血を支えていただける方々、とりわけ、10代から30代の若年層の方々の献血の協力が、一段と重要となってきました。今後、安定的な血液の確保を行っていくためにも、若年層の方々に献血に関する知識の普及啓発を行い、より多くの方に継続的に献血にご協力いただくことが大きな課題となっています。
 7月は「愛の血液助け合い運動」月間です。身近なボランティアのひとつとして、献血ルームや献血バスを見かけた際には、ぜひ、ご協力をお願いいたします。

詳しくはこちら

  1. [1]献血についての詳しい説明は、「血液事業の情報」をご覧ください。
  2. [2]けつえきのおはなし」のページでは、献血について、小さなお子さまにもわかりやすく解説しています。

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