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平成20年9月19日 (照 会 先) 厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課 虐待防止対策室 室長補佐 藤田智夫(内線7797) 調整係長 伴野康和(内線7799) 代表電話 03−5253−1111 |
平成20年度「児童虐待防止推進月間(11月)」の実施について
1.趣 旨
児童虐待に関する相談対応件数は依然として増加しており、特に、子どもの生命が奪われるなど重大な事件も後を絶たない状況において、児童虐待問題は社会全体で早急に解決すべき重要な課題となっており、虐待の発生予防、早期発見・早期対応から虐待を受けた子どもの自立に至るまでの切れ目のない総合的な支援が必要です。
これらの総合的な対策が地域に根づき、効果的に実施されていくためには、援助関係者を含む各界各層の幅広い国民の理解を深めていくことが不可欠です。
このため、平成16年度から、児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、期間中に児童虐待防止のための広報・啓発活動など種々な取組を集中的に実施することにより、家庭や学校、地域など社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解が得られるよう、多くの民間団体や国・地方公共団体など関係者の積極的な参加を求め、協働して児童虐待防止対策への取組を推進します。
2.標語の公表
平成20年度「児童虐待防止推進月間」標語の全国公募を行い、4,428作品(有効応募総数(昨年比1,351作品増))の中から、厚生労働省、滋賀県、大津市、滋賀県要保護児童対策連絡協議会において厳正な選考を行った結果、次の作品が平成20年度「児童虐待防止推進月間」標語(最優秀作品)として決定いたしました。
助けての 小さなサイン 受け止めて 【最優秀作品作者】 |
3.児童虐待防止推進月間等周知のためのポスター・リーフレットの作成・配布
児童虐待防止推進月間等周知のためのポスター・リーフレットを作成し、都道府県、市町村、学校、警察その他関係機関及び関係団体等に幅広く配布し、国民一般に向けての広報啓発を行います。
【作成・配布数】
○ ポスター 約25万枚 ○ リーフレット 約300万部

4.全国フォーラムの開催(別添パンフレット(PDF)参照)
「子どもの虐待防止推進全国フォーラム in しが 子どもの幸せのために〜虐待・いのちを考える〜」を次のとおり開催します。
(1)開催日時(2日間)
平成20年11月2日(日) 13:00〜16:45
3日(月・祝) 9:45〜13:00
(2)メイン会場
「滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール」 滋賀県大津市打出浜15-1 ほか
(3)プログラム
【11月2日(日):1日目】
○ プレイベント (12:15〜12:35)子どもたちによる和太鼓演奏
○ 開会式(13:00〜13:30)
○ 基調講演(滋賀県知事) (13:30〜14:15)
○ シンポジウム(14:30〜16:45)
「子どもの幸せのために〜虐待・いのちを考える〜」
【11月3日(月・祝):2日目】
○ 分科会(4分科会構成)(9:45〜11:45)
第1分科会「子ども虐待防止に向けた民間団体と自治体との協働について」
第2分科会「周産期からの保健、医療、福祉の連携について」
第3分科会「市町村の要保護児童対策地域協議会と児童相談所、学校等関係機関との連携について」
第4分科会「子どもの権利擁護とこれからの社会的養護のあり方について」
○ 全体会・閉会式 (12:15〜13:00)
5.オレンジリボン・キャンペーンの取組について
子ども虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを使用し、民間・地方自治体・国が11月の児童虐待防止推進月間を中心に、トータルな形で実施します(地方自治体、民間団体の取組例については、別紙1、2参照)。
【基本方針】
ややもすれば関係者中心となりがちの講演会型のキャンペーンだけでなく、広く一般の関心を高めるような、シンボル的施設のオレンジライトアップやイルミネーション、市民参加によるパレード等のスタイルで実施する。
「特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク」が中心となって実施する民間レベルの取組を積極的に応援するとともに、児童虐待防止対策協議会の場を活用し、民間・地方自治体・国が連携し、一体となったキャンペーンを展開する。
【実施に当たってのポイント】
単にイベントを実施するのではなく、「オレンジリボン・キャンペーン」を通じて、伝えたいこと、広げたいことが明確に一般市民に届くような企画・運営を行う。
《オレンジリボン・キャンペーンを通じて届けたいメッセージの例》
○ まずは身近な自分の子育てを振り返ってみてほしい
○ もし、子育てに悩んでいる人がいたら、ひとりで抱え込まずに相談してほしい
○ もし、虐待で苦しんでいる子どもたちがいたら、がまんしないで打ち明けてほしい
○ 自分の周囲で虐待が疑われる事実を知ったときは、躊躇なく通報してほしい
○ 虐待を受けた子どもたちの自立に向けた支援の輪に加わってほしい(寄付でも、ボランティアでも)
○ もし可能なら、虐待を受けた子どもたちのための親代わり(里親)になってみてほしい。
6.児童虐待防止対策協議会(第12回)の開催 (メンバーは別紙3参照)
児童虐待防止対策に関する府省庁等及び関係団体が一堂に会し、児童虐待に関する情報と意見交換を行い、相互の連携強化を図るなど、総合的な取組を推進するため、児童虐待防止法が施行される直前の平成11年度から年1回程度、標記協議会を開催してきました。平成20年度においても、「児童虐待防止推進月間(11月)」を契機として、児童虐待防止のための広報・啓発活動をはじめ、家庭や学校、地域など社会全般にわたり、各種の児童虐待防止活動のより一層の促進が図られるよう、次のとおり協議会を開催します。
【日 程】 10月24日(金) 15:30〜17:00
【場 所】 厚生労働省9階 省議室
【議 題】
(1)政府における児童虐待防止に向けた取組等について
(2)児童虐待防止対策協議会参加団体の取組等について
(3)児童虐待防止に向けた連携強化等を図るための意見・情報交換 など
【取材・傍聴】
本協議会は公開とし、記者等の皆様の取材・傍聴は自由ですので、取材・傍聴を希望される方は、10月23日(木)17:00までに虐待防止対策室(内7799)までお申し込みください(カメラ撮りは冒頭の挨拶時のみ可(15:30〜15:40予定))。
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