ASEAN・公衆衛生分野の国際協力

 ＩＬＯ/日本マルチ・バイ事業
地球環境の問題に配慮した雇用戦略支援事業
（平成２１年度〜）

　アジア地域は、めざましい経済発展を続けてきた反面、水質・土壌汚染、天然資源の枯渇といった問題に直面しており、環境破壊のコストがこれまでの経済成長のメリットを帳消しにしかねない状況と指摘されています。このような中、ＩＬＯにおいては、２００７年に、政労使が環境面で持続可能な企業活動と雇用の達成を目指す戦略である「グリーンジョブ・イニシアチブ」を打ち出しました。
本事業は、同戦略の実現を支援し、ＡＳＥＡＮ等で行われている環境に配慮した産業構造への移行に伴う構造的・摩擦的失業等に対応するため、一定の工業化を果たしている国に対して、地球環境の問題に配慮した雇用を促進するための支援を実施する事業です。
本事業は、平成２１年度から開始され、事業内容の詳細を関係者と協議するため、平成２２年２月２３日・２４日にパイロット・プロジェクト実施対象国であるタイ、フィリピンの政労使代表、専門家による「環境に配慮した雇用戦略専門家会合」を東京で開催しました。今後、両国におけるパイロット・プロジェクトや教材作成、ワークショップの開催等により、グリーンジョブのアジア地域への定着を図ります。
会合の概要については、下記のリンク先をご参照ください。　　　

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