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　平成17年10月1日現在における全国の医療施設総数は175,477施設で、そのうち、「休止・1年以上休診中」の施設を除いた「活動中の施設」は173,200施設（医療施設総数の98.7%）となっている。
　以下の内容は、その「活動中の施設」について取りまとめたものである。

1

施設数

（1）

施設の種類別にみた施設数 　全国の医療施設は173,200施設で、前年に比べ515施設（0.3%）増加している。 　「病院」は9,026施設で前年に比べ51施設（0.6%）減少、「一般診療所」は97,442施設で391施設（0.4%）、「歯科診療所」は66,732施設で175施設（0.3%）と前年に比べそれぞれ増加している。 　施設数を種類別にみると、「一般病院」は7,952施設で、前年に比べ47施設（0.6%）、「精神病院」は3施設（0.3%）、「結核療養所」は1施設（50.0%）それぞれ減少している。 　「療養病床を有する病院」は4,374施設で、前年に比べ83施設（1.9%）増加しており、病院総数の48.5%となっている。 　一般診療所は「有床」が13,477施設（一般診療所総数の13.8%）で、前年に比べ1,288施設（8.7%）減少し、「無床」は83,965施設（同86.2%）で、前年に比べ1,679施設（2.0%）増加している。 　施設数の年次推移をみると、病院は平成2年（10,096施設）をピークに、それ以降減少しており、平成4年からは1万施設を下回っている。（表1、図1、図2） （参考） 統計表1 　施設の種類別にみた施設数・病床数及び人口10万対施設数・病床数の年次推移

（2）

開設者別にみた施設数 　開設者別の施設数をみると、病院は「医療法人」が5,695施設（病院総数の63.1%）と最も多く、次いで、「公的医療機関」が1,362施設（同15.1%）となっている。一般診療所は「個人」が50,693施設（一般診療所総数の52.0%）と最も多く、次いで、「医療法人」が30,941施設（同31.8%）となっている。歯科診療所は「個人」が57,110施設（歯科診療所総数の85.6%）と最も多くなっている。 　これを前年からの増減数でみると、病院は「医療法人」が51施設（0.9%）増加し、「個人」が83施設（10.9%）減少している。一般診療所は「医療法人」が1,413施設（4.8%）増加し、「個人」が1,037施設（2.0%）減少している。歯科診療所は「医療法人」が690施設（8.3%）増加し、「個人」が500施設（0.9%）減少している。（表2、表3） 　この一年間の開設者の変更状況をみると、「個人」から「医療法人」への変更は、病院59施設、一般診療所1,397施設、歯科診療所697施設となっている（表4）。 （参考） 統計表2 　開設者別にみた病院数及び病院病床数の年次推移 　 統計表3 　開設者別にみた一般診療所数及び歯科診療所数の年次推移 　 統計表4 　開設者・施設の種類別にみた施設数

（3）

病床の規模別にみた施設数 　施設数を病床規模別にみると、病院は「50〜99床」が2,344施設（病院総数の26.0%）となっている。療養病床の規模別にみると、病院は「1〜49床」が1,715施設（療養病床を有する病院総数の39.2%）となっている。（表５、表６） 　この1年間に病床規模を変更した病院740施設のうち、減床した施設は424施設、増床した施設は316施設となっている（表7）。 　一般診療所では、病床規模を変更した2,108施設のうち、減床した施設は1,709施設、増床した施設は399施設となっており、有床から無床への変更が多くなっている（表8）。 （参考） 統計表6 　病床の規模別にみた施設数及び構成割合の年次推移

（4）	診療科目別にみた施設数

1）

病院における診療科目別施設数 　一般病院の施設数を診療科目別にみると、「1　内科」が7,310施設（一般病院総数の91.9%）と最も多く、次いで、「12　外科」5,268施設（同66.2%）、「13　整形外科」5,205施設（同65.5%）となっている。 　前年と比べると、「30　リハビリテーション科」（104施設増）、「4　循環器科」（88施設増）、「8　神経内科」（86施設増）などが増加し、「5　小児科」（77施設減）、「12　外科」（66施設減）、「20　産婦人科」（46施設減）などが減少している。 　また、精神病院では、「9　心療内科」（25施設増）などが増加している。（表9） （参考） 統計表7 　診療科目別にみた一般病院数の年次推移

2）

診療所における診療科目別施設数 　一般診療所の施設数を診療科目別にみると、「1　内科」が63,286施設（一般診療所総数の64.9%）と最も多く、次いで、「5　小児科」25,318施設（同26.0%）、「3　消化器科（胃腸科）」20,651施設（同21.2%）となっている。 　前回調査（平成14年）と比べると、「1　内科」（1,369施設増）、「10　アレルギー科」（1,272施設増）、「30　リハビリテーション科」（1,184施設増）などが増加し、「5　小児科」（544施設減）、「20　産婦人科」（256施設減）などが減少している。（表10） （参考） 統計表8 　診療科目別にみた一般診療所数・歯科診療所数の年次推移

3）

小児科、産婦人科、産科を標ぼうする施設数 　一般病院において「小児科」を標ぼうする施設は3,154施設（一般病院総数の39.7%）、「産婦人科」は1,423施設（同17.9%）、「産科」は193施設（同2.4%）となっている。一般診療所において「小児科」を標ぼうする施設は25,318施設（一般診療所総数の26.0%）、「産婦人科」は3,622施設（同3.7%）、「産科」は759施設（同0.8%）となっている。これを年次推移でみると、病院、一般診療所ともに減少している。（表11） 　分娩を実施した施設の状況（9月中）をみると、一般病院では1,321施設（標ぼうする施設の81.7%）、一般診療所は1,612施設（同36.8%）となっている（表12、図3）。

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