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【事業所調査】

1. 60歳以上の高年齢者の雇用状況

(1) 60歳以上の高年齢労働者がいる事業所の割合

 60歳以上の高年齢労働者がいる事業所の割合は47.8%となっており、60〜64歳がいる事業所の割合は39.0%、65〜69歳がいる事業所の割合は23.3%、70歳以上がいる事業所の割合は11.8%となっている。
 産業別にみると、鉱業(74.9%)、建設業(62.6%)、製造業(60.4%)の割合が高くなっている(第19表)。

第19表 60歳以上の高年齢労働者がいる事業所の割合

(%)
企業規模・産業 全事業所 60歳以上の高年齢労働者がいる事業所 60歳以上の
労働者がい
ない事業所
  60〜64歳 65〜69歳 70歳以上
             
100.0 47.8 39.0 23.3 11.8 52.2
5,000人以上 100.0 34.7 30.5 15.3 7.4 65.3
1,000 〜 4,999人 100.0 36.3 28.7 15.4 3.2 63.7
 300 〜 999人 100.0 37.4 29.8 15.9 7.8 62.6
 100 〜 299人 100.0 40.3 32.4 21.4 10.4 59.7
  30 〜 99人 100.0 57.7 51.1 31.7 17.0 42.3
   5 〜 29人 100.0 52.9 42.0 25.4 13.5 47.1
             
鉱業 100.0 74.9 63.4 37.1 13.5 25.1
建設業 100.0 62.6 53.5 34.0 15.8 37.4
製造業 100.0 60.4 51.4 26.1 16.8 39.6
電気・ガス・熱供給・水道業 100.0 26.8 22.3 9.9 1.8 73.2
運輸・通信業 100.0 53.7 48.9 21.2 9.5 46.3
卸売・小売業,飲食店 100.0 33.0 27.0 15.9 6.6 67.0
金融・保険業 100.0 34.8 28.5 15.4 7.5 65.2
不動産業 100.0 59.1 45.4 30.0 24.4 40.9
サービス業 100.0 53.3 39.4 28.0 14.4 46.7
             

(2) 60歳以上の高年齢労働者の割合

 全常用労働者に占める60歳以上の常用労働者(以下「60歳以上の高年齢労働者」という。)の割合は6.4%(前回6.4%)となっており、60〜64歳が3.9%(同4.1%)、65〜69歳が1.7%(同1.6%)、70歳以上が0.7%(同0.8%)となっている。
 60歳以上の高年齢労働者の割合を企業規模別にみると、規模が小さくなるほど割合は高くなっており、前回と比べると、5,000人以上規模、1,000〜4,999人規模、300〜999人規模、5〜29人規模で割合が上昇している。
 60歳以上の高年齢労働者の割合を産業別にみると、不動産業(14.7%)、鉱業(10.8%)、建設業(10.6%)の割合が高くなっており、前回と比べると、建設業、サービス業以外の産業で割合が上昇している(第20表)。

第20表 年齢階級別常用労働者の割合

(%)
企業規模・産業 全常用
労働者
60歳以上  計
  60〜64歳 65〜69歳 70歳以上
           
100.0 6.4 3.9 1.7 0.7
5,000人以上 100.0 2.2 1.4 0.6 0.2
1,000 〜 4,999人 100.0 3.0 2.1 0.8 0.2
 300 〜 999人 100.0 4.6 3.0 1.2 0.5
 100 〜 299人 100.0 5.9 3.7 1.6 0.5
  30 〜 99人 100.0 8.5 5.2 2.4 1.0
   5 〜 29人 100.0 11.1 6.5 3.1 1.6
           
鉱業 100.0 10.8 6.8 3.0 1.0
建設業 100.0 10.6 6.2 3.2 1.1
製造業 100.0 5.1 3.4 1.1 0.6
電気・ガス・熱供給・水道業 100.0 1.3 1.1 0.2 0.0
運輸・通信業 100.0 6.1 4.4 1.4 0.4
卸売・小売業,飲食店 100.0 4.4 2.7 1.1 0.5
金融・保険業 100.0 3.3 2.1 0.8 0.3
不動産業 100.0 14.7 7.7 4.2 2.7
サービス業 100.0 8.9 5.0 2.8 1.1
           
(前回)          
100.0 6.4 4.1 1.6 0.8
5,000人以上 100.0 1.5 1.0 0.3 0.1
1,000 〜 4,999人 100.0 2.8 2.1 0.5 0.1
 300 〜 999人 100.0 4.3 2.8 1.0 0.5
 100 〜 299人 100.0 6.4 4.2 1.6 0.7
  30 〜 99人 100.0 8.7 5.2 2.3 1.3
   5 〜 29人 100.0 10.6 6.5 2.6 1.6
           
鉱業 100.0 10.2 6.1 2.5 1.6
建設業 100.0 13.6 8.4 3.5 1.6
製造業 100.0 4.9 3.3 1.0 0.6
電気・ガス・熱供給・水道業 100.0 1.1 0.9 0.2 0.0
運輸・通信業 100.0 5.2 3.4 1.4 0.4
卸売・小売業,飲食店 100.0 4.3 2.7 0.8 0.8
金融・保険業 100.0 2.9 1.9 0.7 0.4
不動産業 100.0 13.8 9.3 3.4 1.1
サービス業 100.0 9.0 5.4 2.5 1.1
           

(3) 雇用歴別60歳以上の高年齢労働者の割合

 60歳以上の高年齢労働者の割合を雇用歴別にみると、60歳未満から在籍していた労働者の割合は、53.5%、定年到達前の者は14.1%、定年到達後の者は39.3%、勤務延長者は22.5%、再雇用者は16.8%となっている。また、60歳以上で中途採用した者は23.9%、他企業からの出向者は1.2%となっている(第21表)。

第21表 年齢階級、雇用歴別60歳以上の高年齢労働者の割合

(%)
年齢階級 定年制がある事業所において
60歳未満から在籍していた者
60歳以上で
中途採用
した者
他企業
からの
出向者
その他
  定年到達
前の者
定年到達
後の者
  勤務
延長者
再雇用者
                   
計(60歳以上) [6.4] 100.0 53.5 14.1 39.3 22.5 16.8 23.9 1.2 21.4
  60〜64歳 [3.9] 100.0 61.5 20.6 40.9 22.6 18.3 19.3 1.4 17.8
  65〜69歳 [1.7] 100.0 44.8 4.8 40.0 22.9 17.1 32.2 1.2 21.8
  70歳以上 [0.7] 100.0 30.3 0.5 29.8 21.5 8.3 29.2 0.4 40.2
                   

(注)[ ]内の数字は、全常用労働者のうちの当該年齢階級の労働者の割合である。



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