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4 フリーター

(1) フリーターをいわゆる正社員として採用する場合のフリーターであったことの評価

 すべての企業に対してフリーターをいわゆる正社員として採用する場合フリーターであったことをどのように評価するかを訊いてみたところ、「評価にほとんど影響しない」とする企業割合が最も高く62.7%であるが、「マイナスに評価する」とする企業割合が30.2%であり、「プラスに評価する」3.1%と比較して高い割合となっている。
 フリーターであったことを「プラスに評価する」企業についてプラスに評価する理由(複数回答)をみると、「豊富な経験を活用できる」とする企業割合が最も高く80.7%、次いで「技能、知識がある」42.0%となっている。
 一方、フリーターであったことを「マイナスに評価する」企業についてマイナスに評価する理由(複数回答)をみると、「根気がなくいつやめるかわからない」とする企業割合が最も高く73.1%、次いで「責任感がない」55.2%、「組織になじみにくい」40.1%、「職業に対する意識などの教育が必要」39.3%となっている(第5図、付属統計表第23表第24表第25表)。


第5図 フリーターをいわゆる正社員として採用する場合の
フリーターであったことの評価別企業数割合

第5図 フリーターをいわゆる正社員として採用する場合のフリーターであったことの評価別企業数割合

(2) フリーターをいわゆる正社員として採用する場合の年齢制限の上限

 すべての企業に対してフリーターをいわゆる正社員として採用する場合の年齢制限についてその上限を訊いてみたところ、「35歳未満であれば年齢制限なし」とする企業割合が最も高く35.4%、次いで「20〜24歳」23.2%、「25〜29歳」22.8%となっている(付属統計表第26表)。


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