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東日本大震災関連情報

食品中の放射性物質の摂取量調査

厚生労働省では、実際に食品中の放射性セシウムから受ける線量を確認する目的で、摂取量調査を定期的に行っています。

マーケットバスケット調査

種々の化学物質の一日摂取量を推定するための調査方法の一つ。
マーケットバスケット調査では、国民の平均的な食事を再現したモデル試料(マーケットバスケット試料)を作製します。厚生労働省では、国民の身体状況、栄養素等摂取量を明らかにし、国民の健康増進を図るために、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。
この調査では、3000世帯以上に依頼して、1日に食べた食品全ての重量を調査票に記載していただいています。このデータを集計することにより、個々の食品の1日摂取量の平均値を求めることができます。

・マーケットバスケット試料
食品をその性質によって14群に分類します。米及び飲料水以外の群は、それぞれに10程度以上の食品を含めるので、マーケットバスケット試料全体としては200種類程度の食品を含みます。食品群ごとに含める食品とその重量を決定した後に、小売店などで食品を購入し、必要に応じて摂食する状態に加工・調理(水で煮る、フライパンで焼く等)し、摂取量に従って採取し、混合・均一化します。

マーケットバスケット調査は、
 ○平均的な化学物質の摂取量のみが求められ、摂取量の分布は得られません。
 ○食品群別に一日摂取量が得られることから、対象とする化学物質の主要な摂取源となる食品群を特定することが可能です。

陰膳調査

種々の化学物質の摂取量を推定するための調査方法の1つ。一般家庭から特定の個人の食事を実際に集め、混合・均一化して試料とします。

陰膳調査は、
 ○実際の食事を使用するため、地域、年齢に加えて個人の嗜好等も反映されます。
 ○一般に性質の異なる食品を混合するため、食品群毎に分かれているマーケットバスケット試料よりも測定は難しいとされています。

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