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女性のライフスタイルの変化等に対応した
年金の在り方に関する検討会・報告書
〜女性自身の貢献がみのる年金制度〜


I はじめに

女性と年金をめぐる問題は、平成12年の年金制度改正後の検討課題。今後の本格的かつ国民的な議論に資するべく、その基本的な考え方や重要な論点について整理

 女性の社会進出、家族や就業の形態の変化等、女性のライフスタイルの変化、多様化等を踏まえ、女性の年金という観点から、年金制度全体にわたる検討が必要となってきている。
 女性と年金をめぐる問題は、多くの難しい論点を含んでおり、「国民年金・厚生年金保険制度改正に関する意見」(平成10年10月9日 年金審議会)においても、「女性をめぐる年金については、多くの課題があり、これらの課題は年金に限らず、民法、税制等幅広い分野にわたることから、女性の年金に関しては、民事法制、税制、社会保障、年金数理などの専門家からなる検討の場を設け、早急に検討に着手すべきである。」とされ、平成12年の年金制度改正後の検討課題とされたところである。(資料I−1:「国民年金・厚生年金保険制度改正に関する意見(抄)」(平成10年10月9日 年金審議会)
 このような要請を受けて、「女性のライフスタイルの変化等に対応した年金の在り方に関する検討会(略称:女性と年金検討会)」では、平成12年7月以降、女性と年金をめぐる様々な論点について、女性のライフスタイルの変化等を踏まえ、計17回にわたって真摯な議論を重ねてきた。
 本報告書は、この女性と年金検討会で行われた女性と年金をめぐる議論について、今後の本格的かつ国民的な議論に資するべく、その基本的な考え方や重要な論点について整理したものである。



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