厚生労働省


2) 医療安全調査委員会とは?

医療事故による死亡について、医療機関からの届出や遺族からの調査依頼に基づき
医療安全調査委員会が専門的に調査を行い、報告書を作成します

医療安全調査委員会は、医療事故による死亡の原因を究明し、医療事故の防止に役立てるための新しい国の組織として検討しているものです。設置場所については、大綱案においても特定せず、さらに検討を進めることとしています。

具体的には、(1)医療事故による死亡の原因究明のための調査を行い、報告書をまとめる医療安全調査地方委員会と、(2)医療安全調査地方委員会の報告書等を分析し、医療事故の防止のための勧告等を行う医療安全調査中央委員会とで構成されます。

地方委員会は、医療機関からの届出や遺族からの依頼を受けると、委員である医師等による原因究明のための専門的調査を行い、解剖やカルテ等の分析の結果に基づき、報告書をまとめます。この報告書は医療機関と遺族に交付するとともに、個人情報保護に配慮した上で、一般にも公表し医療事故の防止に役立てます。

中央委員会は、地方委員会のまとめた報告書の分析・評価を行い、関係省庁の大臣に、医療事故の防止のために必要な施策を講ずるよう勧告等をします。

なお、医療安全調査委員会は、原因究明・再発防止を行い、医療の安全の確保を目的としたものであり、医療関係者の責任追及を目的としたものではありません。

医療死亡事故の調査等に関する仕組みのイメージ(案)

さらに詳しい内容を知りたい方は、下記のリンク先をご覧下さい。

(1) 医療安全調査委員会の調査は誰が行うの?

(2) 届け出られる医療事故とは?

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