子どものこころと向き合う

まず話を聞いてみる

いやなことや悩みがあるとき、話を聞いてもらっただけで、問題が解決していなくても、気が楽になったという経験は誰にでもあるはずです。とくに、こころに不調を感じているときは、自分でも不安でつらい気持ちでいっぱいです。いきなり「病院に行こう」と言うよりも、まずはそんな不安な気持ちを聞いてあげましょう。

話をすることのよさ

話を聞くときに知っておきたいこと


誰だって自分のこころの問題について話すのは、勇気がいるものです。「こんなことを言って、変だと思われるかも」「こんな私は嫌われるかも」と話すことへの不安もあるでしょう。
ですから無理強いせず、話してくれるのを待ちます。話してくれたら、「つらいことを話してくれてありがとう」とねぎらうことも大切です。

思春期なら、ただでさえ体の変化や性への目覚めで、自分でも自分がよくわからない時期。大人への曲がり角に差し掛かっているわけですから、気持ちも揺れ動いて当然です。大人への反抗心もあるかもしれません。そんなとき、悩みがあるからといって、なかなか素直に心を開いてくれないかもしれません。
それでも「気にかけている」「心配している」ということを伝えれば、それを拒否することはあまりありません。比較的落ち着いているときを見計らって、「最近の様子が心配なの、よかったら話してくれないかしら?」と、声をかけてみましょう。

 

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