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国立ハンセン病療養所 医師募集

現場からの医師の声

VOICE04 栗生楽泉園 園長 坂本 浩之助 VOICE04 栗生楽泉園 園長 坂本 浩之助

profile
1960 年埼玉県生まれ
富山医科薬科大学医学部医学科卒業 医学博士(群馬大学)
群馬大学医学部客員教授、臨床研修指導医

入所者とともに
施設を運営していくということ

社会性や地域性と関わり、貢献できる仕事

社会性や地域性と関わり、貢献できる仕事 私は大学病院で、高血圧や心臓病などを専門としてきました。その後は福祉大学の看護学部や教育センターなどで、医学教育に携わってきました。その中で、「社会貢献・地域貢献」の重要性を強く感じるようになりました。
大学病院の医師に求められていることは、診療と研究、そして教育です。近年では社会貢献・地域貢献が加わり、4本の柱となっていると思います。
県域での活動が基礎となる国立大学医局の医師だからこそ、仕事をしていくうえで、社会性や地域性を無視できません。私は「社会に貢献できないのは少し恥ずかしいことだな」と感じていたのです。
それがこの仕事を引き受ける直接の動機だったと言えます。

社会性や地域性と関わり、貢献できる仕事
職員と入所者が車の両輪となって運営する施設です

職員と入所者が車の両輪となって運営する施設です 「医師と患者の良好な関係構築が重要だ」と学生たちに指導してきました。この施設において、入所者さんとの関係構築の重要性も同じです。
園長であり新人である私は、まず着任してすぐに看護部長とスタッフと一緒に全員の居室を訪問しました。誕生月には手書きのバースデーカードを渡したりもしています。
入所者の皆さんは、若い時期に筆舌に尽くせないご苦労をなさってきた方たちです。これまでの長い歴史の中で、職員たちと必ずしも円満ではなかった時期もありました。だからこそ対立の構図を描かず、職員と入所者が車の両輪となって「施設を運営していく」ことが必要だと考えています。

職員と入所者が車の両輪となって運営する施設です

閉じていく施設である一方、重要な教育資源の場所 先進国ではハンセン病は過去の病気であり、教科書には文字が載るだけとなっています。しかし東南アジアなどでは、まだまだハンセン病は現在の病気です。
そういう意味では、実際の症状・後遺症に接し、ハンセン病に携わること、そして回復者の声を実際に聞けるということは、医師として大きな財産になると思います。
患者の「気持ち」の理解は、診療する上で必要不可欠なことなのです。ここで、1人の入所者にたっぷりと時間をかけて診察することが、医療面接のスキル向上につながることでしょう。
国立ハンセン病療養所とは、教育、研究、啓発、ボランティアなど、諸々の活動の前線でもあります。これから活躍しくれるであろう、若い人材の教育資源としても重要な場所なのだと確信しています。

令和4年3月31日

MY LIFE STYLE
8:30 始業。
事務長補佐と一日のスケジュール確認。
医局長から夜間の入所者の状況報告。
園内巡視。
9:30 月曜日は幹部ミーテイング。
(事務長、総看護師長と園内の日々の出来事について情報共有し、対応策を検討。)
事務室での決裁書類のチェック。
火、水曜日は外来診療(内科・循環器科)。
12:00 昼食。
コンビニの移動販売車で買った弁当など。
園長室でテレビを見ながらくつろぐことも。
13:00 会議。特に火、木曜日に多い。
園内巡視、入所者の居室訪問、来園者や職員との面談、書類作成、読書など。
病棟回診。
18:00
以降
帰宅。退勤時刻は不規則。
平日は草津温泉のリゾートマンションへ。
週末は退勤後に深谷市内の自宅へ。

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