第2節 雇用政策の展開


 雇用政策は、事後的施策から事前的施策が重視されるようになり、雇用維持対策、ミスマッチ対策、雇用創出対策と次第に拡大されてきた。また、労働市場におけるルールの整備と労働力需給調整の強化が図られ、職業能力開発もより重視されるようになってきた。
 雇用政策の効果についてみると、雇用保険の失業給付には、失業中の家計を下支えする効果等がある。公共職業訓練については、訓練内容が仕事への定着度等に影響を与えている。公共職業安定所については、地方圏、高年齢層、ブルーカラーの利用率が高いが、近年専門的・技術的・管理的職業従事者の利用も高まっている。
 国際的にも雇用問題の解決が重要視される中で各国共同で取組が行われている。



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