第3章 生活の中長期的変化

 第1節 消費行動の変化


 勤労者世帯の収入及び消費支出は、1975年以降増加傾向にあるが、1990年代に入り、収入の伸びは緩やかで、実質消費支出は横ばいである。平均消費性向は保険や住宅ローン等の増加による家計の自由度の低下に加え、バブル崩壊後の不透明感の増大により、低下を続けている。貯蓄は増加傾向にあり、生命保険などの増加が著しく、負債は住宅・土地のための負債を中心に増加し、中年層で大きく増加している。



目次 |  戻る |  次へ

ホームページへ