第3節 高齢化への企業の対応と課題


 賃金カーブはここ20年でフラット化している。今後は成果主義的賃金の拡大が予想されるが、企業の評価制度は課題が多い。高齢化の下で役職者割合が高まっているが、それでも昇進の遅れがみられる。逆転人事も珍しくなくなっており、企業は、職位でなく仕事そのもののやりがいで労働者のインセンティブを引き出す新しいシステムを形成しつつある。65歳までの雇用継続は徐々に広がっている。継続雇用で、賃金や雇用形態は変わるが、仕事の内容や勤務形態は変わらないことが多い。



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