（２）傷病分類別

　受療率を傷病分類別にみると、入院では「IX循環器系の疾患」及び「V精神及び行動の障害」が259で最も高く、次いで「II新生物」134の順となっている。外来では「XI消化器系の疾患」が1,198で最も高く、次いで「IX循環器系の疾患」892、「XIII筋骨格系及び結合組織の疾患」763の順となっている。
　性別にみると、入院では男は「V精神及び行動の障害」が280で最も高く、次いで「IX循環器系の疾患」214、「II新生物」145の順となっており、女は「IX循環器系の疾患」が303で最も高く、次いで「V精神及び行動の障害」238、「II新生物」122の順となっている。一方、外来では男は「XI消化器系の疾患」が1,111、「IX循環器系の疾患」754、「X呼吸器系の疾患」686の順となっており、女は「XI消化器系の疾患」が1,282、「IX循環器系の疾患」1,024、「XIII筋骨格系及び結合組織の疾患」960の順となっている。（表１０）

表１０　傷病分類別にみた受療率（人口１０万対）
　
平成８年10月　　　　　　

傷　　　病　　　分　　　類			入　　　　院			外　　　　来
傷　　　病　　　分　　　類			総　数	男	女	総　数	男	女
	総　　　　　　数		1 176	1 133	1 218	5 824	5 080	6 539
I	感染症及び寄生虫症		28	34	23	168	166	170
	結核	（再掲）	9	13	6	5	7	4
	ウイルス肝炎	（再掲）	7	8	5	58	67	50
II	新生物		134	145	122	153	142	164
	胃の悪性新生物	（再掲）	19	26	13	23	30	16
	大腸の悪性新生物	（再掲）	15	17	13	19	21	17
	肝及び肝内胆管の悪性新生物	（再掲）	8	12	5	6	10	3
	気管，気管支及び肺の悪性新生物	（再掲）	14	20	8	7	10	4
III	血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害		5	4	6	27	12	42
IV	内分泌，栄養及び代謝疾患		40	35	45	269	222	314
	糖尿病	（再掲）	34	30	37	155	162	148
V	精神及び行動の障害		259	280	238	124	112	135
	血管性及び詳細不明の痴呆	（再掲）	29	17	40	7	4	10
	精神分裂病，分裂病型障害及び妄想性障害	（再掲）	172	194	151	38	38	37
VI	神経系の疾患		53	49	56	95	82	109
VII	眼及び付属器の疾患		11	9	14	272	192	349
VIII	耳及び乳様突起の疾患		3	2	3	110	96	123
IX	循環器系の疾患		259	214	303	892	754	1 024
	高血圧性疾患	（再掲）	23	12	34	564	433	691
	（心疾患（高血圧性のものを除く））	（再掲）	53	46	59	146	139	153
	（脳血管疾患）	（再掲）	172	140	201	138	135	141
X	呼吸器系の疾患		53	61	45	676	686	666
	喘息	（再掲）	13	13	13	123	135	111
XI	消化器系の疾患		73	84	62	1 198	1 111	1 282
	歯及び歯の支持組織の疾患	（再掲）	1	0	1	835	741	925
	食道，胃及び十二指腸の疾患	（再掲）	16	18	14	209	208	210
	肝疾患	（再掲）	18	23	14	70	87	53
XII	皮膚及び皮下組織の疾患		6	5	6	207	188	225
XIII	筋骨格系及び結合組織の疾患		61	42	78	763	557	960
XIV	尿路性器系の疾患		34	37	32	172	136	207
XV	妊娠，分娩及び産じょく		21	・	41	14	・	28
XVI	周産期に発生した病態		5	6	5	1	1	1
XVII	先天奇形，変形及び染色体異常		6	6	5	11	11	11
XVIII	症状，徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの		17	16	18	66	54	78
XIX	損傷，中毒及びその他の外因の影響		93	95	92	254	281	228
XXI	健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用		14	8	20	351	276	423
	歯の補てつ	（再掲）	0	0	0	202	174	229

注：　受療率は、主傷病についてみたものである。　　　　　　　　　　　　

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