６　療養型病床群

(1)　療養型病床群の施設数・病床数（医療施設調査）

　療養型病床群を有する病院は2,227施設で、前年に比べ958施設（75.5％）増加し、療養型病床　群を有する一般診療所は1,795施設で、前年に比べ1,738施設（3,049.1％）増加した。
　療養型病床群の病床数は183,558床で、前年に比べ83,788床（84.0％）の増加となっている。
　（図12、表32）

表３２　療養型病床群の設置状況

各年10月１日現在

平成11年 （’99） 　平成10年 （’98） 対平成10年 　増減数　 増減率（％） 療養型病床群を有する施設数 　 　病 　院 2 227 1 269 958 75.5 　　　　1〜 49床 944 483 461 95.4 　　　 50〜 99 785 487 298 61.2 　　　100〜299 469 283 186 65.7 　　　300床以上 29 16 13 81.3 　一般診療所 1 795 57 1 738 3 049.1 療養型病床群の病床数 183 558 99 770 83 788 84.0 　病 　院　 167 106 99 171 67 935 68.5 　　　　1〜 49床 32 658 17 485 15 173 86.8 　　　 50〜 99 52 087 32 399 19 688 60.8 　　　100〜299 70 040 41 911 28 129 67.1 　　　300床以上 12 321 7 376 4 945 67.0 　一般診療所 16 452 599 15 853 2 646.6 65歳以上人口10万対病床数 866.4 486.5 379.9 78.1 　（再 掲）　病　院 788.8 483.6 305.2 63.1 注： １　 病床規模は、療養型病床群の病床規模である。 ２　 一般診療所の「療養型病床群」は、平成10年４月１日から新設された。

(2)　都道府県別にみた65歳以上人口10万対療養型病床群の病床数（医療施設調査）

　　65歳以上人口10万対療養型病床群の病床数は全国で866.4床であり、前年に比べ379.9床（78.1%）増加した。
　都道府県別にみると高知県（3,025.8床）が最も多く、次いで徳島県（2,372.5床）、熊本県（2,208.3床）となっており、山形県（214.7床）、神奈川県（293.4床）、滋賀県（295.2床）などが少なくなって いる。（図13）

（参考）

統計表 １１

都道府県ー13大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

(3) 療養型病床群の患者数（病院報告）

　病院の療養型病床群の１日平均在院患者数は139,461人で前年に比べ58,544人増加し、平均在院日数は、165.3日である。
　診療所の療養型病床群の１日平均在院患者は10,065人で、平均在院日数は79.1日である。（表33）

（参考）

統計表 １３	年間患者数、病院の種類―病床の種類別にみた１日平均患者数の年次推移
統計表 １５	人口10万対１日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・６月末の病床数・平均在院日数の年次推移

表３３　療養型病床群の利用状況

注：	1	病院の「平均月末病床利用率」は、「月末病床利用率の1〜12月の合計÷12」で算出した。
	2	病院の平均在院日数は、平成10年4月から療養型病床群においては「新入院患者数」、「退院患者数」に加え同一医療機関内の「他の病床から移された患者数」及び「他の病床へ移された患者数」を計上することと改めたため、平成10年4月から12月までの９ヶ月間で算出した。
	3	診療所の患者数は平成10年4月からの数値である。