５　病院の平均在院日数

(1)　病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数（病院報告）

　平均在院日数は、39.8日で前年に比べ1.0日短くなっており、病床の種類別にみると、精神病床は390.1日、結核病床は102.5日、療養型病床群を除く一般病床は27.2日で 前年に比べそれぞれ16.3日、6.8日、2.1日短くなっている。
　療養型病床群を除く一般病床の病床規模別にみると、400〜499床（22.4日）が最も短く、次いで600〜699床（22.8日）、500〜599床（23.0日）となっており、100〜149床（35.1日）、150〜199床（33.2日）、50〜99床（31.5日）などが長くなっている。(表31)

表３１　病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数

各年間

平　均　在　院　日　数（日） 平成11年 ('99) 平成10年 ('98) 対前年増減 総 数 39.8 40.8 △1.0 　精 神 病 床 390.1 406.4 △16.3 　結 核 病 床 102.5 109.3 △6.8 　一 般 病 床 30.8 31.5 △0.7 （再　掲） 療養型病床群を除く 　一般病床 27.2 29.3 △2.1 　　　　 1〜 49床 25.4 26.6 △1.2 　　　　50〜 99 31.5 35.1 △3.6 　　　100〜149 35.1 38.2 △3.1 　　　150〜199 33.2 37.1 △3.9 　　　200〜299 28.1 31.2 △3.1 　　　300〜399 23.9 25.0 △1.1 　　　400〜499 22.4 23.6 △1.2 　　　500〜599 23.0 24.1 △1.1 　　　600〜699 22.8 23.4 △0.6 　　　700〜799 26.2 28.1 △1.9 　　　800〜899 23.3 24.2 △0.9 　　　900床以上　 26.5 27.7 △1.2

注：総数には感染症病床を含む。

　また、一般病床（療養型病床群を除く）の平均在院日数別に施設数をみると、20〜29日が2,246施設（病院数の29%）と、最も多くなっている。(図9)

（参考）

統計表 １４	人口10万対１日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・６月末の病床数・平均在院日数の年次推移
統計表 １７	都道府県ー13大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

(2)　都道府県別にみた平均在院日数（病院報告）

　全国の都道府県別平均在院日数を病床の種類別にみると、一般病床（療養型病床群を除く）では長野県（19.5日）が最も短く、次いで山形県（23.5日）、岐阜県（23.5日）となっており、佐賀県（36.1日）、高知県（34.8日）、山口県（33.6日）などが長くなっている。
　また、精神病床では山形県（255.6日）が最も短く、次いで東京都（280.1日）、島根県（284.7日）となっており、徳島県（666.6日）、鹿児島県（615.0日）、長崎県（610.2日）などが長くなっている。
　 （図10）

（参考）

統計表 １７

都道府県ー13大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

(3)　病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移（病院報告）

一般病床は昭和62年以降低下し、精神病床は平成4年以降低下している。（図11）

（参考）

統計表 １４

人口10万対１日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・６月末の病床数・平均在院日数の年次推移