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4.病気や薬についての説明に対する患者の理解度と満足度

(1) 説明書をもらって説明を受けた患者は、説明書をもらわず説明を受けた患者よりも説明に対する理解度が高く、診療に対する満足度も高い。


 説明書をもらって説明を受けた患者は、いずれの病院でも、説明書をもらわないで説明を受けた患者よりも、説明が「よくわかった」と回答した割合が多くなっている。(図5)
図5 説明書の有無別にみた外来患者の説明に対する理解度<図拡大表示>


(2) 病気の説明内容について病状、病名のみでなく、治療方法や治療期間も併せて説明を受けた患者の方が、診療に対する満足度が高くなる傾向にある。

 病気の説明内容について、「病状または病名」のみ説明を受けた患者、「病状または病名」と「治療の方法」の説明を受けた患者、「病状または病名」と「治療の方法」と「治療期間」の説明を受けた患者を対象に、「診察・治療内容」に対する満足度をみると、特定機能病院、老人病院、小病院、中病院、大病院では、説明内容が多い説明を受けた患者ほど満足度が高くなっている。(図6)

図6 説明内容別にみた診察・治療内容に対する満足度<図拡大表示>



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