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5.病院の外来比でみた診察時間

 特定機能病院、大病院では、外来比(病院の外来患者数と入院患者数の比率)が高くなるほど、診察時間が短くなる傾向にある。

 外来比の高低別に外来での診察時間をみると、特定機能病院、大病院では、「3分未満」の診察時間は、外来比が高くなるにつれて割合が多くなり、逆に「10分以上」の診察時間は少なくなっている。(表3)
表3 外来比の高低別にみた外来患者の診察時間 (単位:%)
  総数(実数:人)  3分未満  3分〜
10分未満
10分〜
20分未満
20分〜
30分未満
30分以上
特定機能病院**
 I (2.0未満)
 II (2.0以上3.0未満)
 III(3.0以上)
100.0( 4 542)
100.0(  920)
100.0( 1 905)
100.0( 1 717)
15.2
10.5
13.1
20.2
57.0
53.9
58.0
57.5
17.4
22.2
18.4
13.7
6.1
8.0
5.8
5.4
4.2
5.3
4.7
3.2
大病院***
 I (2.0未満)
 II (2.0以上3.0未満)
 III(3.0以上)
100.0(10 990)
100.0( 1 705)
100.0( 4 176)
100.0( 5 109)
23.7
19.4
22.7
26.1
58.4
57.9
58.9
58.2
11.2
14.3
11.6
10.0
3.8
5.0
4.1
3.2
2.8
3.3
2.8
2.6
注) *印は、外来比により外来患者の診察時間の分布に統計学的な有意差があることを示す。*印の数により、**印は1 %、***印は0.1 %の有意水準を示す。


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