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平成10年度社会保険事業の概況


III.国民年金

(1)適用状況(第1号被保険者)

  1.  平成10年度末現在の国民年金第1号被保険者数(任意加入を含む。)は 2,043万人であり、男子は 997万人、女子は 1,045万人となっている。

表4 国民年金第1号被保険者数の推移

(年度末現在、単位:万人)


第1号被保険者
(再)任意加入被保険者
総  数 男  子 女  子 総  数 60歳未満 60〜64歳 65歳以上
平成6年度 1,876 906 970 35 7 27
  7   1,910 924 987 36 7 28 1
  8   1,936 936 999 36 6 29 1
  9   1,959 951 1,008 34 6 28 1
  10   2,043 997 1,045 31 5 25 1

第1号未加入者数の推移

  1. 平成10年公的年金加入状況等調査によると平成10年10月15日現在の第1号未加入者数は99万人となり、平成7年調査より59万人減少した。

平成4年、7年及び10年調査による第1号未加入者数の推移(棒グラフ)

注意
  1. 平成7年調査は兵庫県を除く。

  1. 平成10年度末の免除率は 19.9%、平成10年度における検認率は 76.6%となっている。

図3 国民年金保険料免除率の推移

平成6年度から10年度までの国民年金保険料免除率(棒グラフ)の推移

図4 国民年金検認率の推移

平成6年度から10年度までの国民年金検認率(折線グラフ)の推移

※ 検認率は、当該年度中に納付された保険料のみの収納状況を表す指標である。当該年度において未納となった保険料は、その後事項にかかるまでの2年間に徴収されることとなる。


(2)給付状況

  1. *注国民年金受給者数は年金制度の成熟を反映して着実に増加しており、平成10年度末現在で 1,747万人に達している。そのうち、自営業者等の受給者数は、 1,199万人となっている。
  2.  国民年金の老齢年金の平均年金月額は逐年増加しており、平成10年度末現在で4万9千円となっている。自営業者等の受給者については4万3千円となっている。
     なお、平成10年度新規裁定者についてみると、5万2千円となっている。

表5 国民年金受給者数の推移

(年度末現在、単位:万人)


総  数 老  齢 通算老齢 障  害 遺  族
平成6年度 1,391 1,044 212 121 14
  7   1,475 1,128 210 124 14
  8   1,561 1,216 205 126 14
(1,178) (847) (205) (118) (7)
  9   1,658 1,316 200 129 14
(1,191) (865) (200) (120) (7)
  10   1,747 1,408 194 131 13
(1,199) (876) (194) (121) (7)

表6 国民年金受給者の平均年金月額の推移

(年度末現在、単位:円)

      老  齢
通算老齢 障  害 遺  族
(再)新規裁定
平成6年度 43,074 50,508 17,035 75,449 79,868
  7   44,733 50,317 17,228 75,758 80,462
  8   45,928 50,328 17,291 75,548 80,296
(41,005)(50,204)(17,291)(75,654)(70,323)
  9   47,058 50,557 17,348 75,335 80,218
(41,725)(50,456)(17,348)(75,450)(69,671)
  10   48,902 52,026 17,724 76,484 81,757
(43,161)(51,957)(17,724)(76,609)(70,542)
注意
  1. 平成6年度の老齢(新規裁定)は、年金額改定後に係るものである。
  2. ( )内は、自営業者等の受給者(旧法国民年金の受給者及び厚生年金保険(旧三共済除く)の受給権を有しない基礎年金受給者)について再掲したものである。
*注 国民年金受給者:
旧法国民年金の受給者と新法基礎年金の受給者の合計であり、基礎年金受給者には被用者年金を上乗せして受給している者を含む。
  1.  老齢年金の繰上げ受給率は、平成10年度末現在では 58.0%、平成10年度新規裁定者では 32.3%となっている。
  2.  その推移をみると低下傾向にある。その低下幅は、年度末現在では平成7年度1.3、平成8年度1.4、平成9年度 1.5、平成10年度 1.3であり、新規裁定者では平成7年度 2.8、平成8年度 2.6、平成9年度 1.2、平成10年度 0.7となっている。

図5 国民年金老齢年金の繰上げ受給率の推移

平成6度から10年度までの国民年金老齢年金の繰上げ受給率の推移(折線グラフ)


(3)収支状況

  1.  平成10年度決算における国民年金の収支状況は、国民年金の基礎年金交付金を控除した実質的な収入が3兆6千億円、実質的な支出が3兆2千億円となっており、収支差引残は5千億円となっている。
  2.  平成10年度末現在の国民年金の積立金は9兆円となっている。また、平成10年度の平均運用利回りは 3.94%である。

表7 国民年金の実質的な収支状況

(単位:億円)


収入合計
(実 質)

支出合計
(実 質)
収支差引残
保険料収入 運用収入
平成6年度 33,584 17,296 3,043 26,824 6,760
  7   34,861 18,251 3,184 28,072 6,790
  8   38,240 19,209 3,296 28,797 9,444
  9   36,738 19,453 3,405 30,586 6,151
  10   36,393 19,716 3,368 31,522 4,871
注意
  1. 収入(支出)合計は、決算における収入(支出)から基礎年金交付金の額を控除した額である。

図6 国民年金の積立金及び平均運用利回り

平成6度から10年度までの国民年金の積立金(棒グラフ)及び平均運用利回り(折線グラフ)


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