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貯蓄のある世帯は85.5%、借入金のある世帯は47.6%

 貯蓄の有無別に世帯の割合をみると、「貯蓄あり」の世帯は85.5%となっている。これを世帯主の年齢階級別にみると「貯蓄あり」は、「29歳以下」の世帯では70.9%であり、30歳以上の世帯では、85%を超えている。
 借入金の有無別に世帯の割合をみると、「借入金あり」の世帯は47.6%となっている。これを世帯主の年齢階級別にみると「借入金あり」の世帯は、「40〜49歳」の68.3%が最も多く、次いで「50〜59歳」59.8%、「30〜39歳」59.3%となっている。(表13)


表13 世帯主の年齢階級別にみた貯蓄額階級別・借入額階級別世帯数の構成割合
(単位:%)                                               平成10年調査
貯蓄額・借入額階級 総数 29歳以下 30〜39歳 40〜49 50〜59 60〜69 70歳以上 (再掲)65歳以上
  貯  蓄  額
総  数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
な  し 13.6 28.5 12.4 12.0 11.8 11.8 13.0 12.5
あ  り 85.5 70.9 86.9 87.0 87.2 87.1 85.7 86.2
50万円未満 9.9 32.0 11.9 8.3 6.8 6.3 7.5 7.1
50〜100未満 8.4 11.7 11.4 8.6 7.3 6.6 7.5 7.2
100〜200 9.0 10.6 14.4 10.2 7.5 7.0 7.0 7.0
200〜300 8.3 6.4 11.8 10.5 7.4 6.7 7.4 7.0
300〜400 5.9 3.5 8.3 7.2 5.6 5.0 5.4 5.3
400〜500 7.1 2.4 7.3 8.1 8.3 7.3 6.2 6.4
500〜700 8.3 2.2 8.8 9.8 9.6 8.0 7.9 7.9
700〜1000 7.7 0.9 6.2 8.6 9.2 8.6 8.5 8.7
1000〜1500 7.2 0.8 4.0 6.8 9.1 9.1 8.7 9.1
1500〜2000 4.2 0.2 1.3 3.5 5.6 5.9 5.5 5.5
2000〜3000 4.1 0.1 0.9 2.6 4.6 7.2 5.6 6.2
3000万円以上 5.4 0.0 0.6 2.8 6.4 9.2 8.6 8.9
  借  入  額
総  数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
な  し 48.2 64.3 39.6 30.0 37.6 58.5 69.7 67.2
あ  り 47.6 32.8 59.3 68.3 59.8 35.5 20.0 23.5
50万円未満 5.5 10.6 7.7 5.7 4.8 4.6 3.2 3.6
50〜100未満 5.0 6.7 6.1 5.4 5.4 4.5 2.5 3.0
100〜200 5.2 5.3 5.6 6.3 7.1 4.2 2.5 2.9
200〜300 3.7 2.6 3.9 4.6 5.3 3.2 1.5 1.9
300〜400 2.5 1.1 1.7 3.0 3.8 2.8 1.2 1.7
400〜500 2.4 0.5 1.9 3.1 3.9 2.2 1.1 1.4
500〜700 3.0 0.5 1.9 4.6 5.1 2.5 1.2 1.5
700〜1000 3.7 0.6 3.3 6.0 5.9 2.6 1.6 1.7
1000〜1500 4.6 0.8 5.2 8.3 6.2 2.9 1.5 1.8
1500〜2000 3.6 0.8 5.3 7.1 4.3 2.0 0.7 1.0
2000〜3000 4.8 2.3 10.8 8.7 4.2 1.9 1.2 1.3
3000万円以上 3.5 1.0 5.9 5.6 3.8 2.1 1.7 1.7
注:1総数には世帯主の年齢階級不詳を含む。
  2総数には貯蓄の有無及び借入金の有無の不詳を含む。


 世帯類型別に貯蓄の有無をみると、「貯蓄あり」の世帯は、「高齢者世帯」83.4%、「母子世帯」65.2%となっている。これを貯蓄額階級別にみると高齢者世帯では「50万円未満」8.6%が最も多く、次いで「3000万円以上」7.9%であり、母子世帯では「50万円未満」16.9%が最も多く、次いで「50〜100万円未満」11.3%となっている。また、借入金の有無をみると、「借入金あり」の世帯は、「高齢者世帯」13.7%、「母子世帯」46.3%となっている。(表14)


表14 世帯類型別にみた貯蓄額階級別・借入額階級別世帯数の構成割合
(単位:%)                                                       平成10年調査
貯蓄額・借入額階級 貯  蓄  額 借  入  額
総  数 高齢者世帯 母子世帯 その他の世帯 総  数 高齢者世帯 母子世帯 その他の世帯
総  数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
な  し 13.6 15.5 34.4 13.0 48.2 74.3 51.1 44.0
あ  り 85.5 83.4 65.2 86.0 47.6 13.7 46.3 53.0
50万円未満 9.9 8.6 16.9 10.0 5.5 3.1 15.9 5.8
50〜100未満 8.4 7.6 11.3 8.5 5.0 2.1 10.6 5.3
100〜200 9.0 7.2 9.2 9.3 5.2 1.9 7.3 5.8
200〜300 8.3 7.1 7.9 8.5 3.7 1.1 1.7 4.1
300〜400 5.9 5.4 4.4 6.0 2.5 1.0 1.0 2.8
400〜500 7.1 6.2 4.7 7.2 2.4 0.8 1.0 2.7
500〜700 8.3 7.4 3.3 8.5 3.0 0.7 1.7 3.4
700〜1000 7.7 7.8 1.0 7.8 3.7 0.8 2.0 4.2
1000〜1500 7.2 7.7 2.4 7.2 4.6 0.5 1.9 5.3
1500〜2000 4.2 5.0 1.0 4.1 3.6 0.3 1.6 4.2
2000〜3000 4.1 5.5 1.8 3.9 4.8 0.7 1.2 5.5
3000万円以上 5.4 7.9 1.2 5.0 3.5 0.7 0.3 3.9
注:1「世帯類型」の「その他の世帯」には「父子世帯」を含む。
  2総数には貯蓄の有無及び借入金の有無の不詳を含む。


 貯蓄現在高の前年との比較をみると、「変わらない」48.4%、「貯蓄が減った」36.5%、「貯蓄が増えた」12.4%となっている。これを世帯主の年齢階級別でみると「貯蓄が増えた」は、「30〜39歳」が22.4%と多くなっている。また、「貯蓄の減った」世帯の理由をみると「日常の生活費」52.2%、「一時的な支出」40.4%となっている。(表15)


表15 世帯主の年齢階級別・世帯類型別にみた貯蓄現在高の前年との比較別世帯数の構成割合
(単位:%)                                                                 平成10年調査
世帯主の年齢階級・世帯類型 総  数 貯蓄が増えた 変わらない 貯蓄が減った 減った理由(複数回答)
貯蓄が減った世帯 日常の生活費への支出 土地・住宅の購入費、入学金、結婚費用、旅行等の一時的な支出 その他
  世 帯 主 の 年 齢 階 級
総  数 100.0 12.4 48.4 36.5 100.0 52.2 40.4 27.1
29歳以下 100.0 19.4 56.1 21.2 100.0 56.4 39.5 20.6
30〜39歳 100.0 22.4 45.3 31.1 100.0 52.4 46.4 22.3
40〜49 100.0 13.7 44.5 40.0 100.0 52.0 48.3 25.3
50〜59 100.0 11.4 45.1 40.4 100.0 46.0 44.0 28.0
60〜69 100.0 8.3 48.8 39.9 100.0 54.3 34.3 30.0
70歳以上 100.0 5.8 55.6 34.7 100.0 57.4 28.6 29.0
(再掲)
65歳以上
100.0 6.2 53.9 36.1 100.0 56.6 29.9 29.9
  世  帯  類  型
高齢者世帯 100.0 4.8 56.3 34.4 100.0 60.7 24.1 31.5
母子世帯 100.0 7.7 48.8 39.6 100.0 70.2 38.0 16.9
その他の世帯 100.0 13.6 47.2 36.8 100.0 50.7 42.8 26.5
注:1「世帯類型」の「その他の世帯」には「父子世帯」を含む。
  2総数には世帯主の年齢階級不詳を含む。
  3総数には貯蓄額の増減不詳を含む。


 貯蓄現在高が前年より減った世帯の減少額階級をみると「100〜200万円未満」が23.0%と最も多くなっている。これを世帯主の年齢階級別にみると「29歳以下」は、「50万円未満」が35.3%と多くなっている。(表16)
 また、生活意識別にみると、「苦しい」が50万円未満で72.9%と最も多くなっており、減少額階級が高くなるにしたがって、「苦しい」が少なくなっている。(図10)


表16 世帯主の年齢階級別・世帯類型別にみた貯蓄額の減少額階級別の貯蓄の減った世帯の構成割合
(単位:%)                                                                平成10年調査
貯蓄額の減少額階級 世 帯 主 の 年 齢 階 級 世 帯 類 型
総数 29歳以下 30〜39歳 40〜49 50〜59 60〜69 70歳以上 (再掲)
65歳以上
高齢者世帯 母子世帯 その他の世帯
総  数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
50万円未満 12.3 35.3 14.8 9.4 7.5 11.7 15.4 14.5 17.4 20.6 11.4
50〜100万円未満 14.6 15.8 20.9 15.2 11.1 14.4 14.7 14.4 16.9 20.7 14.2
100〜200 23.0 13.9 22.5 25.8 24.6 21.9 21.3 22.0 21.4 23.0 23.2
200〜300 12.4 4.2 9.0 14.5 14.3 12.7 10.8 10.9 8.4 4.2 13.1
300〜400 7.0 2.9 3.5 7.0 9.4 7.4 6.3 6.7 5.2 6.6 7.3
400〜500 2.1 0.7 1.9 1.7 3.0 2.3 1.5 1.8 1.6 1.6 2.1
500〜700 4.6 0.7 3.2 3.8 6.4 5.2 4.4 4.1 3.7 1.7 4.8
700〜1000 1.7 0.9 1.8 1.6 2.1 1.7 1.2 1.2 1.4 0.8 1.7
1000〜1500 2.4 - 1.7 2.2 3.1 2.8 2.1 2.3 1.2 - 2.6
1500万円以上 2.2 0.2 1.0 1.6 3.0 2.8 2.3 2.6 2.2 0.8 2.2
注:1「世帯類型」の「その他の世帯」には「父子世帯」を含む。
  2総数には世帯主の年齢階級不詳を含む。
  3総数には貯蓄額の減少額不詳を含む。


図10 生活意識別にみた貯蓄額の減少額階級別世帯数の構成割合
                                                                平成10年調査
図


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