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医政局

明日の医療を考える

 近年の高齢化、疾病構造の変化、医療の質を求める国民の声の高まりなどに応え、
21世紀における良質で効率的な医療提供体制の実現に向けた政策の企画立案を行っています。

◆新世紀の医療政策

 病気やけがの時、安心して質の高い医療を受けられる医療を実現していくことは、国民誰もが願うところです。
 我が国の医療は、平均寿命や乳児死亡率等で見れば、世界最高水準に至っている一方で、ベッド当たりの医療従事者(医師・看護婦等)の数が少ないこと、平均入院日数が長いこと等の問題を抱えており、我が国の経済・生活水準に見合った質の高い医療提供体制を構築することが重要な課題となっています。
 そこで、新世紀における「質の高い」「効率的な」医療の実現を目指し、医療を取り巻く諸相から抜本的な改革に取り組んでいます。

緊急医療の確保
▲緊急医療の確保

◆医療を支える「人」と「モノ」の充実

 医療政策推進の基礎となる「人」(医師、看護婦等)と「モノ」(病院等)の両面にわたる整備を進めています。
 医療の担い手となる「人」については、量的に充足されるだけでなく、その養成の在り方を見直しながら、国民の健康と命を預かるのにふさわしい質の高い人材の確保を図っています。
 また、病院等の医療施設については、へき地や離島などの地域における医療機関の整備、救急医療の確保等を図っています。

質の高い人材の確保
▲質の高い人材の確保

◆国民の求める医療提供の実現

 情報化の進展により、医療に関する情報への国民のニーズが高まっていることに対応するため、医療の提供に当たって適切な説明を行い、患者の理解を得るように努めるインフォームド・コンセントの理念の普及・啓発を行い、医療の担い手と患者の信頼関係に基づいた医療提供の実現を目指しています。
 また、第三者機関による病院機能評価の支援等の取組により、患者が医療機関を選択するに当たって必要な情報の提供を進めています。
 さらに、患者の生命に関わる医療事故を防止するため、医療機関の指導などを通じた取組を行っています。

◆未来の医療を支える医薬品・医療機器産業の振興

 医療の高度化・専門化に伴い、これまで不治の病とされたきた病気の克服や、患者の苦痛をできるだけ少なくする新しい医療技術の開発(最新のヒトゲノム解析の研究成果に基づくオーダーメイド医療の開発等)が行われています。
 これらの新しい医療技術を支え、国際的な競争を見据えた医薬品・医療機器産業の振興を図るとともに、さらに、近年進歩の著しい情報処理技術や通信技術を応用したシステムの構築等の施策を推し進めています。

最新のヒトゲノム解析の研究成果
▲最新のヒトゲノム解析の研究成果


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