トピックス HOME 本文目次 前ページ 次ページ

2.老人保健の基盤整備安定化のための措置等について


(1)特別保健福祉事業

 被用者保険の拠出金負担増の緩和を図るとともに、老人保健制度の基盤の安定化を図るための措置として、厚生保険特別会計の特別保健福祉事業資金(1.5兆円)の運用益を、被用者保険における老人保健制度の基盤安定化等のために充てることとしており、平成2年度以来特別保健福祉事業を実施してきているが、平成10年度は、620億円を助成することとし、引き続き被用者保険の保険者の拠出金負担の軽減等を図ることとしている。

ア.拠出金負担助成(調整助成)
 老人保健拠出金負担が重い被用者保険の保険者に対し、財政力等に応じ重点的に助成する。

イ.特別事業助成
 被用者保険の保険者が行う在宅介護推進等事業等(老人保健施設の整備を含む)に対して助成する。

(2)老人保健健康増進等事業

 本事業は、老人の保健及び健康増進等を図るため、先駆的な老人保健、老人福祉、健康増進事業等に対する助成を行い、老人保健基盤の安定化に資することを目的とし、平成10年度においては、45億円を確保することとしている。
 本補助金の交付に当たっては、本事業の趣旨に沿った先駆的、モデル的な老人保健福祉事業に対して交付することとしているので、老人保健担当部門と老人福祉担当部門が十分連携を図り、老人保健福祉事業の積極的な取り組みをお願いしたい。



トピックス HOME 本文目次 前ページ 次ページ