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公衆衛生審議会健康増進栄養部会 議事録NO3
NO2の続き
○**委員 今、**先生がお尋ねになったことの関連ですが、その表示のとおりに成
分が入っているかどうかの判定の問題ですが、消費者が何か疑問に思ったときは、どこ
かに送って、どこかで見てもらうとか、ふだんから役所はそのとおりに入っているかど
うかということのチェックはある程度の機関できちんとなされていく訳ですか。それと
も、業者の責任に委ねられてしまうのですか。
○事務局 各県等に食品衛生監視員という方がいらっしゃいまして、その方に収去等
をお願いするということになっておりますので、消費者の方でこれはどうだろうかとい
うことは食品衛生監視員の方にお伝えいただくという形になろうかと思います。
お手元に配付した通知には触れておりませんけれども、法律自体で、厚生大臣あるい
は都道府県知事は、必要があると認めるときは、食品衛生監視員が収去が出来るという
規定がございます。先ほど御説明したのは栄養指導員で栄養を指導される方ですけれど
も、食品衛生監視員の方にそれをやっていただくということになります。
○**委員 何かある場合は消費生活センターに訴えてもいい訳ですよね。それで、そ
れが問題になれば、今度はその企業が問題になりますし、ある程度になれば厚生省から
間違っているということで公示されることになる訳ですね。
○**委員 そういう場合には、具体的に消費者が食品衛生監視員に伝えるということ
がうたってあっても分かりにくいと思うんです。ですから、もし疑問点があった場合に
は保健所に伝えるとか、そういうことをどこかに付け加えるとかしてはどうでしょうか
。
○事務局 先ほどのQ&Aでですね。
○**委員 はい。
○事務局 それは検討してみたいと思います。
○**委員 具体的に検討してみてください。
○**委員 それでは、時間の関係もございますので、また何かございましたら後ほど
御意見をいただくということで、いただいた御意見につきましては、厚生省でその御意
見を踏まえて対応していくと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に、今後の検討課題といたしまして、今回の栄養表示基準に盛り込まれませんでし
たコレステロールの強調表示基準及び特例基準を設けましたノンオイルドレッシング等
がございますので、これにつきまして、検討方法について事務局から何かございました
らよろしく御説明をお願いしたいと思います。
○事務局 お手元に資料12ということでお配りをさせていただいておりますけれども
、「脂質に関する栄養表示基準の検討について (案) 」というものでございます。
趣旨のところは、今、御説明がございましたけれども、2点ございまして、コレステ
ロールの強調表示基準──「低」、「無」でございますが、その基準について検討する
ということが一つ。それからもう一つは、脂質の無の基準との関係で、例外規定を設け
ておりますノンオイルドレッシング。脂質の無の基準でいきますと、 100g中 0.5g未
満でないと「無」ということはうたえないとなっているのですが、ノンオイルドレッシ
ングについては、3gまで認めております。ただ、それは暫定的であるということでご
ざいますので、その見直しを今後検討するという2点でございます。
それで、この審議会の部会の中に専門委員会という形で検討していただく組織を位置
づけていただいてはどうかということが2のところでございまして、具体的にどういっ
た方に御検討をお願いするのかということでございますけれども、先ほどの通知の中、
あるいは3月4日のこの審議会での御議論にもありましたように、専門家の方、それか
ら消費者代表の方、業界代表の方にも入っていただいて検討するということでございま
すので、3のところに書いてございますように、この専門委員会のメンバーの案として
、**委員、**委員にもこの専門委員会にお加わりいただいて、あと、そちらに書い
てございますような専門の方々、あるいは業界──業界の方は、現在、農林水産省に推
薦を依頼いたしておりまして、この検討の内容によりまして、業界から1名、あるいは
分野が違うということであれば2名ということもあり得るかと思いますけれども、そう
いった形で専門委員会を組織していただいて御検討いただければというふうに考えてお
ります。
次のスケジュール、4のところでございますけれども、9月以降に専門委員会を開催
いただいて御検討いただく。中身としては、当面、業界の団体に検討内容でございます
コレステロール、あるいはノンオイルドレッシングについて、国内外でどのような表示
をされているかという実態ですとか、実際どういうふうな値になっているかというデー
タを出していただく。ただ、いただいたものそのままではなくて、その下に書いてござ
いますように、国内流通品の実態調査ということで、出来れば国立健康・栄養研究所に
もお願いいたしまして、そういう調査もしていただくといったようなこと。さらには、
外国における状況についても調査をさせていただければと考えております。それで、何
度か専門委員会で御検討いただきまして、中間的に部会の方にも御報告をいただく。ま
た、FSGとなっておりますけれども、フード・セーフティ・グループ──各国の在京
大使館の十何ヵ国の方にも呼びかけて中身を説明する、あるいはWTOにも通報すると
いったようなことで、一応見通しが立った段階で本審議会の方に諮問をさせていただく
というふうな手順で考えております。
なお、委員の先生方の専門分野にミスプリがございまして、3「委員候補」の3番目
、お茶の水女子大学の**先生の御専門は医学ではなくて農芸化学でございます。失礼
いたしました。そのような形で検討をお願い出来ればという提案でございます。
なお、資料12の2枚目には、わが国の栄養表示基準とコーデックスの案、それから英
国、米国との比較を御参考までに付けさせていただいております。
以上でございます。
○**委員 何か御質問あるいは御意見ございますでしょうか。───こういった形
でコレステロールの強調表示、あるいは特例基準のノンオイルドレッシングの基準づく
りに取り組まさせていただきたいと思いますけれども、**委員、**委員、よろしく
お願いいたします。もし差し支えなければ、こういった形で進ませていただきますけれ
ども、よろしくお願いいたします。
それでは、まだ時間もございますので、前に説明した表示の基準、制度につきまして
、何か御意見ございませんでしょうか。──もしございましたら、事務局の方なり私の
方でも結構ですけれども、御意見をいただければありがたいと思っております。もしな
ければ、本日の公衆衛生審議会健康増進栄養部会を終了したいと思います。どうもあり
がとうございました。
問い合わせ先 厚生省生活衛生局食品保健課新開発食品保健対策室
担 当 片山(内2459)
電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
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