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3.負担の見直しの手法
保険料(率)の引上げ計画の前倒し
現行の財政計画では、厚生年金保険料率は5年ごとに2.5%ずつ、国民年金保険料は平成6年度価格で毎年500円ずつ引き上げることとされているが、引上げ計画を前倒しし、厚生年金保険料率を5年ごとに3.5%ずつ、国民年金保険料は毎年700円ずつ引き上げる。
【考え方】
○ 現行の段階保険料方式は、将来世代により大きな負担を求めるものであるが、世代間の負担の公平を図るとともに、積立金の運用収入を活用して将来の保険料(率)の上昇を抑制するという観点から、保険料(率)の引上げ計画を前倒しするものである。
○ こうした方法等を含め、積立方式の考え方をより取り入れ、将来世代の理解を求めるべきという考え方がある。
○ 将来の世代にとって負担をより公平にするため、将来にわたり必要な保険料(動態平準保険料)(率)に一挙に引き上げるべきとの考え方もある。
【現行及び変更後の仕組み;厚生年金保険料率】
保険料(率)の早期引上げにより最終保険料(率)はより低い水準にとどまることとなる。
【参考】
将来にわたり必要な保険料(率)に直ちに引き上げその後一定とする場合の保険料(動態平準保険料)(率)は、厚生年金で30.4%、国民年金で22,000円。
【影響】
厚生年金最終保険料率
(対標準報酬)
▲ 1 1/2 %
(平成32(2020)年度以降)
(対総報酬)
▲ 1 %
(平成32(2020)年度以降)
国民年金最終保険料
▲ 1/2 千円
(平成26(2014)年度以降)
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