97/06/22　平成８年　訪問看護統計調査の概況

４　寝たきり度（日常生活自立度）の状況（６歳未満は除く。）

　利用者のうち「寝たきり者」（ランクＢとランクＣを合わせた者）は61.3%となっており、老人保健法の利用者では「寝たきり者」は61.6%、健康保険法等の特定疾患の利用者では68.6%で、程度の重い「ランクＣ」が45.7%となっている。
　また主な主傷病別にみた利用者の寝たきり度をみると、「Ⅵ　神経系の疾患」の利用者で「寝たきり者」は69.1%、「Ⅸ　循環器系の疾患」は64.9%、「Ⅱ　新生物」は60.4%となっている。（表１４、表１５）

　　表１４　寝たきり度別利用者数　　　平成8年６月

	総　数	ランクＪ	ランクＡ	寝たきり者			不　詳
	総　数	ランクＪ	ランクＡ	寝たきり者	ランクＢ	ランクＣ	不　詳
総　　　数	60 747	6 861	16 275	37 211	16 604	20 607	400
老人保健法	54 312	5 603	14 910	33 475	15 251	18 224	324
健康保険法等	6 435	1 258	1 365	3 736	1 353	2 383	76
特定疾患	923	67	211	633	211	422	12
精神分裂病	484	433	26	15	4	11	10
その他	5 028	758	1 128	3 088	1 138	1 950	54
	構　　　成　　　割　　　合　　　（％）
総　　　数	100.0	11.3	26.8	61.3	27.3	33.9	0.7
老人保健法	100.0	10.3	27.5	61.6	28.1	33.6	0.6
健康保険法等	100.0	19.5	21.2	58.1	21.0	37.0	1.2
特定疾患	100.0	7.3	22.9	68.6	22.9	45.7	1.3
精神分裂病	100.0	89.5	5.4	3.1	0.8	2.3	2.1
その他	100.0	15.1	22.4	61.4	22.6	38.8	1.1

　　表１５　主な主傷病別にみた寝たきり度別利用者数　　　平成８年６月

　
　
　
　総　数　
　
ランクＪ
　
ランクＡ
寝たきり者
　
　　　
不　詳

ランクＢランクＣ

Ⅸ　　循環器系の疾患 32 162 2 932 8 176 20 885 9 120 11 765 169

Ⅵ　　神経系の疾患 6 160 357 1 509 4 258 1 732 2 526 36

XⅢ　筋骨格系及び
　　　結合組織の疾患 4 772 516 1 621 2 596 1 395 1 201 39

Ⅴ　　精神及び行動の障害 3 899 1 047 838 1 959 803 1 156 55

Ⅱ　　新生物 2 899 394 732 1 750 744 1 006 23

　　　　構　　　成　　　割　　　合　　　（％）　　　

Ⅸ　　循環器系の疾患 100.0 9.1 25.4 64.9 28.4 36.6 0.5

Ⅵ　　神経系の疾患 100.0 5.8 24.5 69.1 28.1 41.0 0.6

XⅢ 　筋骨格系及び
　　　結合組織の疾患 100.0 10.8 34.0 54.4 29.2 25.2 0.8

Ⅴ　　精神及び行動の障害 100.0 26.9 21.5 50.2 20.6 29.6 1.4

Ⅱ　　新生物 100.0 13.6 25.3 60.4 25.7 34.7 0.8

ランクＪ…	何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する。
ランクＡ…	屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない。
ランクＢ…	屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが座位を保つ。
ランクＣ…	一日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する。
寝たきり者…	ランクＢとランクＣを合わせたもの。

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