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3 入院外の投薬における薬価階級別薬剤点数の状況


 薬価階級別薬剤点数の構成割合は、薬剤名が記載されており、その薬価が「250円未満」は、 一般医療82.4%、老人医療85.4%であり、最も多くなっている。「250〜500円未満」は一般医療6.7%、老人医療4.8%、 「500円以上」はそれぞれ7.1%、6.4%となっている。
 また、「薬剤名無記載」(所定単位当たりの薬価が175円以下で、明細書に個々の薬剤名の記載のないもの)は 一般医療3.9%、老人医療3.4%となっており、いずれも前年に比べ大幅に減少している。
 後発医薬品の点数の割合は、一般医療6.5%、老人医療7.3%となっており、一般医療に比べ老人医療の割合が高くなっている。(表16、図12)

表16 一般医療−老人医療・年齢階級別にみた薬価階級別薬剤点数の構成割合(入院外・投薬)
(単位:%) (平成14年6月審査分)
  総数 250円未満 250〜
500
500円
以上
薬剤名
無記載
  後発
医薬品
(再掲)
総 数  50円
未満
50〜100
未満
100〜150 150〜200 200〜250
総 数 100.0 83.7 34.2 23.9 9.2 10.5 6.0 5.9 6.8 3.6   6.8
(100.0) (35.9) (9.9) (9.0) (7.6) (4.8) (4.6) (5.9) (5.8) (52.4)    
一般医療 100.0 82.4 32.5 24.2 9.1 11.1 5.5 6.7 7.1 3.9   6.5
(100.0) (35.8) (9.2) (9.6) (7.4) (5.3) (4.2) (6.6) (6.2) (51.3)    
 0〜14歳 100.0 73.5 24.1 21.0 17.5 9.7 1.2 13.7 8.7 4.1   7.9
 15〜39歳 100.0 80.6 34.5 22.6 8.5 8.1 6.8 7.4 9.2 2.9   6.4
 40〜69歳 100.0 83.6 32.9 24.8 8.4 11.8 5.7 5.9 6.5 4.1   6.4
老人医療 100.0 85.4 36.4 23.4 9.4 9.7 6.5 4.8 6.4 3.4   7.3
(100.0) (35.9) (10.8) (8.0) (7.8) (4.1) (5.2) (4.8) (5.3) (54.0)    
 70〜79歳 100.0 84.7 35.4 23.4 8.8 10.4 6.6 5.2 6.8 3.3   7.0
 80歳以上 100.0 87.0 38.7 23.4 10.7 8.0 6.4 4.0 5.3 3.6   8.0
注:1) 「投薬」の出現する明細書(ただし「処方せん料」を算定している明細書及び「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書は除く。)を集計の対象としている。
  2) 年齢階級の「70〜79歳」には、「65〜69歳」で老人保健法の適用を受ける者を含めている。
  3) 一般医療、老人医療の年齢不詳はそれぞれの総数に含めている。
  4) 「後発医薬品(再掲)」は、薬剤点数に占める後発医薬品の点数の割合である。
  5) ( )内は平成13年6月審査分

図12 一般医療−老人医療別にみた薬価階級別薬剤点数の構成割合(入院外・投薬)
(平成14年6月審査分)
図12 一般医療−老人医療別にみた薬価階級別薬剤点数の構成割合(入院外・投薬)



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