結果の概要
5 施設サービスの状況
(1)要介護状態区分別にみた単位数・受給者1人当たり費用額
各施設サービスの1年間の単位数は、介護福祉施設サービスが最も多く、次いで介護保健施設サービス、介護療養施設サービスとなっている(表12)。
また、施設サービス受給者1人当たり費用額をみると、いずれの施設サービスも要介護状態区分が高くなるほど費用額も高くなっており、特に介護療養施設サービスではその差が大きい(図9)。
表12 施設サービス別にみた要介護状態区分別単位数
介護福祉施設サービス | 介護保健施設サービス | 介護療養施設サービス | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
単位数 (千単位) |
構成割合 (%) |
単位数 (千単位) |
構成割合 (%) |
単位数 (千単位) |
構成割合 (%) |
|
総数 | 138 803 827 | 100.0 | 110 693 763 | 100.0 | 40 741 595 | 100.0 |
要介護1 | 3 060 437 | 2.2 | 7 573 541 | 6.8 | 284 267 | 0.7 |
要介護2 | 10 650 261 | 7.7 | 18 395 300 | 16.6 | 952 426 | 2.3 |
要介護3 | 28 059 944 | 20.2 | 30 247 900 | 27.3 | 3 739 960 | 9.2 |
要介護4 | 46 503 019 | 33.5 | 31 522 243 | 28.5 | 10 571 776 | 25.9 |
要介護5 | 50 528 673 | 36.4 | 22 953 879 | 20.7 | 25 193 081 | 61.8 |
図9 要介護状態区分別にみた施設サービス別受給者1人当たり費用額

(2)退所(院)者の入所(院)期間別割合
平成22年3月中に退所(院)した施設サービス受給者について、要介護状態区分別に入所(院)期間の割合をみると、介護福祉施設サービスでは、いずれの要介護状態区分でも「1年〜5年未満」が最も多い。
介護保健施設サービスでは、要介護1〜要介護3では「30日〜90日未満」及び「90日〜180日未満」の割合が多いが、要介護4・要介護5では「1年〜5年未満」の割合が最も多くなっている。
介護療養施設サービスでは、要介護状態区分が高くなるに従って「1年〜5年未満」の割合が多くなる傾向がみられる。(図10)
図10 施設サービス・要介護状態区分別にみた退所(院)者の入所(院)期間別構成割合

注:介護福祉施設サービスには、地域密着型介護福祉施設サービスを含む。