III 職業観・子ども観

1 職業観

「独身」、「配偶者あり・出生なし」、「配偶者あり・出生あり」で職業観の割合の差が男女ともに大きいのは、「家計に余裕をもつため」「経済的に自立するため」となっている。

第1回の独身者について、第5回の配偶者の有無、この4年間の出生の有無別に、第5回の職業観をみた。

「独身」、「配偶者あり・出生なし」、「配偶者あり・出生あり」別に職業観の割合の差をみると、男女ともに差が大きいのは、「家計に余裕をもつため」、「経済的に自立するため」となっており、男では、「生計を維持するため」、女では「社会人の責任・義務」の差が大きくなっている。

また、「生計を維持するため」は、男は、「独身」、「配偶者あり・出生なし」、「配偶者あり・出生あり」の順に割合が高くなっているが、女は順に低くなっている。(表21、図20)

表21 性、第5回の配偶者の有無、この4年間の出生の有無別にみた第5回の職業観(複数回答)

(単位:%)
 
総数 独身 配偶者あり 総数 独身 配偶者あり
出生なし 出生あり 出生なし 出生あり












総数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
(100.0) (83.6) (12.4) (4.0) (100.0) (78.4) (15.9) (5.6)
生計を維持するため 76.5 74.0 87.5 93.4 68.9 69.8 66.7 62.3
家計に余裕をもつため 22.1 19.3 36.4 36.7 28.4 16.9 67.4 78.0
経済的に自立するため 43.7 46.0 33.1 28.1 42.2 47.9 22.6 19.4
社会人の責任・義務 40.1 39.9 42.7 36.2 36.5 41.5 20.1 13.8
社会に貢献するため 15.3 14.6 19.8 16.3 12.2 12.6 11.2 10.1
社会に認められるため 16.6 16.6 17.4 14.3 15.0 16.2 11.0 10.1
人間的な成長のため 30.0 29.5 35.1 25.0 36.9 37.1 34.5 39.9
働くことが生きがい 8.1 7.8 9.9 8.2 9.4 8.6 12.2 12.7
能力や専攻・資格を生かすため 14.1 13.8 16.2 12.8 21.3 20.7 22.5 25.4
趣味・娯楽等の費用を得るため 34.7 35.7 30.8 24.5 39.0 40.0 35.8 33.6
特別な意義はない 4.5 5.0 1.6 3.1 2.9 3.3 1.6 1.1
わからない 1.0 1.1 0.5 0.5 0.4 0.5 0.3 -
その他 0.9 1.0 0.3 0.5 1.1 0.9 1.8 1.9

注:1)集計対象は、第1回独身で第5回まで回答を得られている者である。

2)総数には、職業観不詳を含む。

図20 第5回の配偶者の有無、この4年間の出生の有無別にみた第5回の職業観(複数回答)

図20 第5回の配偶者の有無、この4年間の出生の有無別にみた第5回の職業観(複数回答)
図20 第5回の配偶者の有無、この4年間の出生の有無別にみた第5回の職業観(複数回答)


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