3 再就職の状況
(1) 年齢別にみた状況
男女とも、年齢階級が高い方が第2回に「仕事をしている」者の割合が低い。
第1回に就いていた仕事をこの1年間にやめた者について、性、年齢階級別に第2回の仕事の状況をみると、第2回で「仕事をしている」の割合は、男51.5%、女42.0%となっている。男女とも、年齢階級が高い方が、「仕事をしている」の割合が低くなっている。女は、60歳の場合、全体に比べて特に低くなっている。
また、第1回の仕事のかたちの正規・非正規別にみると、男女とも、第1回の仕事が非正規の方が、第2回で「仕事をしている」の割合が高くなっている。(表14)
表14 性、年齢階級別にみた第2回の仕事の状況
注:集計対象は、第1回に仕事をしており、第2回までの間に離職経験ありの者である。 |
(2)離職理由別にみた状況
第2回に「仕事をしている」者の割合は、離職理由が「新しい仕事が見つかったから」の場合に最も高く、次いで「契約期間が満了したから」「倒産したから」。
第1回で就いていた仕事をこの1年間にやめた者について、離職理由別に第2回の仕事の状況をみると、第2回に「仕事をしている」の割合は、「新しい仕事が見つかったから」の場合に98.2%と最も高く、次いで「契約期間が満了したから」が69.5%、「倒産したから」が58.6%となっている。
一方、「家族の介護・看護のため」の場合に30.0%と最も低く、次いで「健康がすぐれなかったから」が40.1%、「定年のため」が42.4%となっている。(表15)
表15 性、離職理由(複数回答)別にみた、第2回の仕事の状況
注:1)集計対象は、第1回に仕事をしており、第2回までの間に離職経験ありの者である。 |
(3)第1回の仕事のための免許・資格の取得の有無別にみた状況
男女とも、第1回に「資格あり」の方が「資格なし」よりも、第2回に「仕事をしている」者の割合が高い。
第1回に就いていた仕事をこの1年間にやめた者について、性、第1回の仕事のための免許・資格の取得の有無別に第2回の仕事の状況をみると、男女とも、第1回に「資格あり」の方が「資格なし」よりも、第2回に「仕事をしている」の割合が高い。また、女の方が、「資格あり」と「資格なし」の差が大きい。(表16、図5)
表16 | 性、第1回の仕事のための免許・資格の取得の有無別にみた 第2回の仕事の状況 |
注:1)集計対象は、第1回に仕事をしており、第2回までの間に離職経験ありの者である。 |
図5 | 性、第1回の仕事のための免許・資格の取得の有無別にみた 第2回の仕事の状況 |
![]() 注:集計対象は、第1回に仕事をしており、第2回までの間に離職経験ありの者である。 |
(4)第1回の仕事のための能力開発・自己啓発の状況別にみた状況
第1回に「能力開発・自己啓発をした」の方が「能力開発・自己啓発をしなかった」より、第2回に「仕事をしている」者の割合が高い。
第1回に就いていた仕事をこの1年間でやめた者について、性、第1回の仕事のための能力開発・自己啓発の状況別に、第2回の仕事の状況をみると、男女とも第1回に「能力開発・自己啓発をした」の方が「能力開発・自己啓発をしなかった」より、第2回に「仕事をしている」の割合が高い。また、女の方が、能力開発・自己啓発をした者としなかった者の差が大きい。(表17、図6)
表17 | 性、第1回の仕事のための能力開発・自己啓発の状況別にみた 第2回の仕事の状況 |
注:1)集計対象は、第1回に仕事をしており、第2回までの間に離職経験ありの者である。 |
図6 | 性、第1回の仕事のための能力開発・自己啓発の状況別にみた 第2回の仕事の状況 |
![]() 注:1)集計対象は、第1回に仕事をしており、第2回までの間に離職経験ありの者である。 |