III 就業の状況
1 就業状況の変化
(1) 就業状況の変化
第1回から第2回にかけて離職したのは、男は3.6%、女は5.0%。
性別に第1回から第2回にかけての就業状況の変化をみると、男では3.8%が転職し、3.6%が離職した。また、定年退職したのは0.6%であった。
女では3.7%が転職し、5.0%が離職した。定年退職は0.3%であった。(表10、図4)
表10 性、年齢階級別にみた第1回から第2回にかけての就業状況の変化
注:定年退職は、離職理由を「定年のため」としている者である。また、第1回と第2回の間に2回以上離職した場合は、 |
図4 性別にみた第1回から第2回にかけての就業状況の変化
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(2)就業状況の変化と1か月間の収入額の増減
「転職」の場合、収入額の「増加」が24.8%、「減少」が45.9%と、減少の方が高くなっている。
第1回から第2回にかけての就業状況の変化別に、第1回から第2回にかけての1か月間の収入額の増減をみると、「同一就業継続」の場合、「増加」が30.3%、「減少」が28.8%と増加の方が高いが、「転職」の場合、「増加」が24.8%、「減少」が45.9%と減少の方が高くなっている。
また、転職のうち、仕事のかたちの正規、非正規の変化別にみると、「正規から非正規へ」の場合、「増加」が10.2%、「減少」が69.0%、「非正規から正規へ」の場合、「増加」が47.5%、「減少」が30.5%となっている。(表11)
表11 | 性、第1回から第2回にかけての就業状況の変化別にみた 第1回から第2回にかけての1か月間の収入額の増減 |
注:1)1か月間の収入額とは、「働いて得た所得」「公的年金」「雇用保険」「その他の社会保障給付金」「私的年金」「仕送り」 |